(海外ニュース 3月6日の記事。以下の荒訳は未公開) ジャクソン・アーチャー艦長 (Captain Jackson Archer): 40代前半。肉体派。 大胆な個性。激しく好奇心が強い。探検家として生まれ育つ。これまでの数世 紀に渡る宇宙艦隊の艦長たちとは違い、遭遇する奇妙なものについての驚嘆と 興奮だけではなく、ちょっとした恐怖の感覚さえも表に出す。彼は地球人の進 歩を妨げるとして、ヴァルカン人に対して嫌悪感を抱いている。しかし彼の科 学士官はヴァルカンであり、この先入観を考え直すために苦悩している。彼は 強い義務感をもっているが、ある種の反逆者である…もし直感が正しいと感じ れば、命令に疑問を抱いたり、さらには従わないことも恐れてはいない。 →名前はジョナサン・アーチャー (Jonathan Archer) に変更 T'Pau 副司令: 20代後半〜30代前半。ヴァルカン人女性。厳格だが美人。彼 女は地球人の進歩を監視するためにエンタープライズに配属された科学士官で ある。原始的で理性のないと考えている地球人に対して、用心深く慎重である が、渋々ながらもアーチャー艦長に対する尊敬を増していった。彼女は最も忠 義ぶかく、信頼されたクルー仲間の一人となる。 →記述の追加: 「威厳、自信、そして強さ」をもった「真の」ヴァルカン人 チャーリー・「スパイク」・タッカー中佐 (Commander Charlie 'Spike' Tucker): 主任機関士。30代前半。人を和ませるために彼の「田舎」個性を使 うのを楽しむ南部出身者。彼は型破りな、時には皮肉めいたユーモア感覚を もっている。スパイクは彼にとって相談相手のような人物である、アーチャー 艦長によって選ばれた。スパイクは立派な機関士であり、優れた士官であるが、 異星人文化に対する直接的な経験は非常に少なく、新しい文明を取り扱う時に は「陸にあがったかっぱ」になったりもする。 ドクター Phlox: エキゾチックな異星人。医療士官。彼は40代に見えるが、 本当の年齢は確かではない。Phlox は軽い異星人のアクセントで話し、誰も全 く理解できない突飛なユーモア感覚をもっている。地球人のことを魅惑的だと 考えている。このドクターは医療室をあらゆる種類の奇怪な医療機具、異星植 物や胞子、小型の生きた生物が入った血行停止装置などでいっぱいにしている。 これまで見たことのないような「恒星間の医療」の体系に長けている。このこ とによって最も日常的な医療室への訪問が、意外な冒険となる。 ジョー・メイウェザー大尉 (Lieutenant Joe Mayweather): 操舵士。アフリ カ系アメリカ人。20代半ばから後半。22世紀の生活での独特な産物として、メ イウェザーは貨物船で育った。その結果、ジョーは艦長さえ上回る「恒星間」 的である。何十もの惑星を旅行し、多くの他の異星人種族と出会った。メイ ウェザーはほとんどの地球人はもっていない、宇宙旅行に対する「本能」を有 している。ジョーの親友はスパイクである。年齢や精神が似ている 2人は、宇 宙での生活を楽しむための新しい方法を見つけるために非番の時間を費やす。 マルコム・リード少佐 (Lt. Commander Malcolm Reed): 武器士官。イギリス 人。20代後半〜30代前半。地球人の輝かしい新世代において、リードはある種 の時代遅れである。彼は 22世紀の「兵士」であり、全て磨きたてで、正確で ある。リードは矛盾に満ちている。軍需品にほとんど取りつかれているにも関 わらず、彼は物柔らかで、恥ずかしがりで、女性には不器用である。新兵器を テストする時、彼は宇宙時代の耳栓をつけることが多い。なぜなら大きな騒音 が嫌いだからだ。 ホシ・サトウ少尉 (Ensign Hoshi Sato): 通信士官。日本人。20代半ば〜後 半。めざましく知的であり、ホシはクルーの我慢を試すことになるような攻撃 的な性格である。彼女はエンタープライズで通信を担当するが、船の通訳とし ても働く。宇宙言語学の専門家であり、彼女は地球人が発したことのない異星 人の音声の範囲を発声するために声帯の操作を学んだ。ありえない速度で突進 する「ブリキ缶」に捕われるという観念が好きではない。船がワープに入る度 にコンソールを握り締め、目を閉じる。彼女は「白い拳骨=はらはらする」宇 宙の旅人だ。 Silik: 30代後半〜40代前半。異星人。肉体的で機敏。遺伝子改良に取りつか れた死にゆく種族、Suliban のリーダーの一人である。敵役。 (サブレギュ ラー) (以下はパイロット版のみのキャラクター) フォレスト提督 (Admiral Forrest): 地球人男性。50〜60代。宇宙艦隊の最 高位将官である、キャリア組の軍人。彼はアーチャー艦長を気に入っており、 エンタープライズを指揮させるために個人的に彼を選んだ。 レナード提督 (Admiral Leonard): 地球人男性。40〜50代。フォレスト提督 の直接指揮下にある宇宙艦隊の高官。 ウィリアムズ中佐 (Commander Williams): 地球人男性。50代。フォレスト提 督の部下である、やや気分屋の宇宙艦隊士官。 Soval 大使: ヴァルカン人男性。60代後半。アーチャー艦長を何とか我慢し ている、博識で横柄な外交家。 Tos: ヴァルカン人男性。50代。Soval 大使の助手。地球の文化に対する Soval の軽蔑を共有している。 (海外ニュース 4月22日の記事) シリーズのタイトルは「スタートレック: エンタープライズ」 (恐らく単に 「エンタープライズ」と呼ばれる)。配役表とのずれは全くない。 舞台は連邦設立の 5〜10年前に設定されている。さらに宇宙艦隊自体が存在し ていないため、スポックが最初のヴァルカン人士官であったり、23世紀のエン タープライズが最初にその名前がついた船であるという事実にも反しない。 TOSのスポック&マッコイを思い起こさせるようなユーモアがあり、近年のス タートレック作品よりもキャラクタードラマ性が強い。 パイロット版の時点では、ヴァルカン人と地球人はやや緊張関係にあり、ヴァ ルカン人は地球人を宇宙に旅立たせるべきではないと考えている。T'Pau はエ ンタープライズに監督者として派遣された。 最初の場面はスペースドックでのエンタープライズから始まり、出発する準備 をしている。一方地球には、2人の Suliban に追われた 1人のクリンゴン人が 不時着する。Suliban は新シリーズで登場する新しい異星人種族。 そのクリンゴン人は墜落後すぐに、1人の地球人によって深い怪我を追う。予 備の臓器と生命維持装置によって生き延びているが、死にかけていた。地球人 はクリンゴン人を故郷へ帰すよう主張し、ヴァルカン人との間に新たな摩擦が 起こる。ヴァルカン人は、クリンゴン政府がこのことを不名誉とし、関係が悪 化することを危惧していた。 しかし、結局地球人の意見が勝り、ジャクソン・アーチャー艦長指揮下のエン タープライズが、怪我したクリンゴン人を帰すためにクロノスへ向かう。 Suliban は生意気で原始的である。骨格構造を変えることができ、Suliban の 一人 Silik はサブレギュラーとなる。 エンタープライズの最大速度はワープ4 で、後の宇宙艦とはかなりかけ離れた 姿をしている。船の人口重力は重力泉によって生成され、船のある場所では無 重力状態になっている。オクダグラムや LCARS インターフェイスはなく、ス イッチとボタンで構成されている。 後のシリーズに登場する馴染みの技術の多くは見当たらない。しかし、それら の原型となるものは目にすることができる。例えばフェイザーの先祖である フェイズピストル。もちろんトラクタービームもないため、船は一種のいかり を使用する。転送機やフリップ開閉式コミュニケーターは存在している。 だが万能翻訳機はない。地球人とヴァルカン人が会話するための初期型の翻訳 装置はあるが、怪我を負ったクリンゴン人には役立たない。この原始的な翻訳 機は、機能できるようにするために特定の言語をプログラムしなければならな いためである。宇宙言語能力をもつホシ・サトウを介して、クリンゴンと会話 することができる。