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ディープスペースナイン エピソードガイド
第10話「死のゲーム」
Move Along Home

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・イントロダクション
※1シスコの部屋。
礼服姿のシスコ。鏡の前に立つ。
ジェイクが帰ってくる。「正装かっこいいね。」
シスコ:「もう 3年近くも着ていなかったんだ。ちょっと痩せたのかな。少しブカブカしてる。」
「えー、そんなことないよ。それにさ、ベイジョーじゃ今ブカブカファッションが流行ってるんだ。レモネード。」 レプリケーターから取り出すジェイク。
「ベイジョーの流行りなんかよく知ってるな。」
「そりゃあさ、ステーションにはベイジョーの女の子たちも来るしね。ああ…親に連れられてね?」
「ベイジョーの女の子に知り合いができたのか?」
「パパ。」
「つい 2、3週間前まで、プラモデル※2で遊んでたお前がね?」
「それは 2、3年前の話。」
「そういうことなら、一度話し合わないとな。男同士、女性について。」
「…別にいいよ…」
「いや、知っておかなくちゃいけないこともあるしな。」
「ちゃんと知ってるよ!」
「知ってるって誰から教わった?」
「ノーグだよ?」
「…ノーグねえ。フン、じゃあお前の女性に関する知識はノーグからの又聞きか。」
「だって教えてくれるんだもん!」
「なるほど…今は時間がないがこのことについては父親の立場から言っておきたいこともある。わかったな? 明日時間を割いて話し合おう。」
「わかった…」
「よーし、明日の朝一番にな。」
「わかったけどさあ、これから何かあるの?」
「ヴァルカンの船が 3週間前にガンマ宇宙域で、ワディ人※3っていう種族と遭遇したんだ。そっから使節が派遣されてくるのさ。」
「それで正装してるってわけ。」
「未知の種族との、最初のコンタクトは大切だ。丁重に振る舞わないとな。ああ例えれば…何というか、ああ…初めてのデートみたいなもんだ。やっぱりそれなりに準備もしてだな、そして…」
キラの通信が入った。『司令室より司令官へ。』
シスコ:「シスコだ。」

司令室のキラ。「ワディの船がワームホールから出てきました。現在第4ドッキング区に誘導中です。」
シスコ:『今すぐそちらへ行く。通信終了。』

シスコはジェイクに言った。「じゃ、明日の朝な。」 出ていく。

ワディ船※4が DS9 にドッキングした。
ベシア:「…ちゃんと正装も持ってきたはずなんですよ。何で見つからないのかなあ。」
礼服のダックス。「別の普段の制服だって大丈夫よ。」
ベシア:「…ええ、相手はエイリアンですもんね? 服なんか何でもいいですよね?」
キラ※5:「落ち着きなさいったら。」
シスコもエアロックにやってきた。「ドクター、正装はどうした…」
ベシア:「あ! ああ…それが見つからないんですよ。確かに、持ってきたんですが。」
「君はことの重大性がわかっているのか? 少したるんでるぞ! ガンマ宇宙域から正式に使節団が来るのはこれが初めてなんだ。気を引き締めてあたってもらわなくては困る。いいな?」
「あ、はい。」
「では整列して。」
ドアを開けるキラ。
何人もの異星人たちが降りてきた。
最初に来た男は、手で挨拶する。「ワディより参りましたマスター・サーチド※6のファロー※7と申します。」
シスコ:「ベイジョーおよび、惑星連邦を代表して歓迎いたします。わたくしは司令官のシスコです。後ろにおりますのは、当ステーションの司令スタッフで、キラ少佐、ダックス大尉、それからドクター・ベシアです。」
ファロー:「ええ…どうも。それでゲームはどこにあるんでしょうか。」
「…ゲームですか?」
「ゲームがあると聞いてきたのですがねえ。」
ファローに耳打ちするワディ人。「クワーク。」
ファロー:「クワークだな? クワークの店はどこです。」
キラ:「……ご案内いたしましょう。」
ワディ人は皆ついていった。
シスコ:「わざわざ正装したのがバカみたいだな?」
微笑むベシア。


※1: このエピソードは、1993年度エミー賞のヘアスタイリング賞にノミネートされました。また邦題は、TNG第10話 "Hide and Q" のものと全く同じです。恐らく DS9 担当者のリサーチ不足だと思われます

※2: 原語では「模型 (model)」のみ

※3: Wadi
吹き替えでは「ワディ

※4: 後にベイジョー船 (DS9第20話 "In the Hands of the Prophets" 「預言者の導き」など) やゼポライト船 (DS9第41話 "The Maquis, Part II" 「戦争回避(後編)」) として使い回し

※5: 普通の制服です。後のエピソードでベイジョーの礼服が登場します

※6: Master Surchid
この部分は訳出されていません

※7: Falow
(ジョエル・ブルックス Joel Brooks) 声:宝亀克寿、TNG イヴェック、ENT クリタサン船長など

・本編
モーンが歩いているクワークの店。
クワーク:「金はあるんですか。」
ダックス:「さあ、どうかしらね。聞いてみなかったわ?」
シスコ:「金より文化交流だ。」
クワーク:「あんたはそれでいいけど俺はよくないよ。」
「おい、クワーク。彼らはガンマ宇宙域から来た御客様だぞ、損得勘定より…」
「司令官! いいですか? 商人のサービスってのはタダじゃない。お客様にできるだけサービスして楽しんでいただく代わり、儲けさせていただく。そういうことでもちろんいいですよね?」
「ちょっと違うな。」
「とにかくこの店のことはあたしに任せて。」 ファローに近づくクワーク。「どうも! ああ…ワディ人ってのはギャンブルがお好きなようですねえ。」
ファロー:「ゲームが好きなのだ。」
「そりゃ当然ですよ。ゲームは楽しいですからねえ…。どうでしょう、あたしはかねがねガンマ宇宙域にも進出したいって計画を温めていたんですがね。」
シスコ:「クワーク…」
「あたしと組んで一旗揚げてみようっていう気持ちは…」
クワークを見るシスコとダックス。
笑うクワーク。「ま考えといて下さい。さあどうぞ、ゲームのやり方はもうおわかりですか?」
ファロー:「…ああ大体わかった。」
「よーしじゃあ回してくれ。これは店のおごりです。」 ダボの盤が止まる。「ああ、2つピンチが出ただけだ…。残念だな、大きく賭けなきゃ大当たりは出ない。…ところで、何をお賭けになります?」
ファロー:「ああ…。」 部下を呼ぶ。
「おお、すごく綺麗な箱ですね。フェレンギじゃ幸運は小箱に入ってやってくるって言うんですよ?」 中身を見るクワーク。「棒ですか。」
「クロン・ピーグス※8だ。我々の文明では大変に価値のある物で、使い方もいろいろある貴重な物だ。」
笑うクワーク。「残念ですがうちの店じゃ棒は使いませんのでね。」
ファロー:「…ああ…。」 別の女性が瓶とグラスを持っている。
「何ですか?」
「アルファ・カレントネクター※9だ。高価な物だ。」
「ああ。」 口にするクワーク。だが不味いらしい。「いくら高価でもこの味じゃちょっとねえ。」
シスコ:「クワーク。それで賭けを受けろ。」
「…悪いけどね、とても受けられね。」
ファロー:「それでは賭ける物は後一つしかないが。これはどうだ。見てくれ。」 袋から、宝石類を乱雑に台にまいた。
フェレンギ人のウェイターを呼ぶクワーク。「皆さんにお飲み物を。」

クワークの店。
いくつものグラスが空になっている。
笑うシスコ。「マッカラだ。」
クワーク:「マッカラ?」
「マッカラ船長※10だよ、もう朝からずっと思い出そうとしていたんだ。」
ダボテーブルから声が聞こえる。「ダボー!」
クワーク:「どうなってんだ、また勝ちやがった。」
シスコ:「宇宙艦隊の初接触の手順改訂版は、マッカラが書いたんだ。」
「ああ、そうスか。」
「彼がいてくれればよかったのにな。」
また声が響いた。「ダボー!」
あくびするシスコ。
クワーク:「嘘だろ、また 2倍勝ちが出たのか?」
シスコ:「マッカラにも初接触の手順にも敬意を払わないわけじゃないけど、さすがに限界だよ。後は任せたぞ? 好きなだけダボをやらせてやってくれ。それじゃあな、おやすみ。」 出ていく。
「これじゃ大損だぜ。」 たくさんのラチナムを持ったワディ人を、押しのけるクワーク。「…そろそろお開きにしませんか?」
笑うファローも稼いでいる。「いやまだまだ宵の口だよ。」
クワーク:「でも…もう女の子の手がダルくなってきてますよ。ずっと回してんだから。」 ダボ・ガールの手をつかむ。
「じゃあ交代させろ。」
「わかりましたよ。…ブロイク※11! お前が回せ。」 フェレンギ人に合図するクワーク。
盤を回すブロイク。テーブルの下に手を伸ばす。盤が止まった。
クワーク:「ああ。ピンチ一つですね。ツキが落ちてきたかな?」
クワークを見るファロー。

機械を扱っているジェイク。
シスコが帰ってきた。「何だ、まだ起きていたのか。」
ジェイク:「宿題でノーグとリアクティブ・イオンインペラ※12をセットしてたんだ。」
「…ノーグはお前より年が上だから、夜遅くまで起きていたり、女の子と付き合ったり。そういうことをしてもいいだろうがお前にはまだ早いだろ?」
「そんなことないよ、宿題してただけなのに何が悪いの?」
「…昔は寝る時間も守っていたのに、ノーグと付き合い始めてからお前はおかしいぞ。」
「僕はもう 14歳※13だよ?」
「そう、まだ子供だってことだよ。さあ寝なさい。」
「わかったよ。仕事は上手くいった?」
「ああ、今日は楽だったよ? 何せ 6時間クワークの店で飲み食いしていた※14だけだったからな。」 またあくびをするシスコ。「ワディ人は、ゲーム好きな種族らしい。」
シスコはジェイクにキスし、寝室へ向かった。

テーブルの下に伸びるブロイクの手を、ファローがつかんだ。
クワーク:「ブロイク! お前また八百長しようとしたのか? 二度とやるなって言っておいただろうが。」
ワディ人全員がクワークに詰め寄る。
クワーク:「ああ…。」
ファロー:「座れ。」
「……いやその、このことは水に流してもらえませんか? そうだ! あ…もう一回回しましょう。店のおごりです。2回でも 3回でも! …あじゃあホロスイートに無料で御招待ってのは。ホロスイートって知ってます? …おたくたちセックスします?」
ファローは離れた。
クワーク:「わかりました、宝石は全部返しますよ。プラスお詫びの印に、アンドリアンのブランデー※15を一ケースサービスさせてもらいますから。」 笑う。
ファロー:「君は宝石が気に入ったようだな。もっとたくさん欲しいと思わないか? チャンスはあるぞ。」 箱を持ったワディ人が近づく。
「ほんとに?」
「一つゲームをしよう。八百長はなしだ、いいな?」
ファローが箱を開けると、ダボ・テーブルがあったところに大きな台が出現した。
用意するファロー。ワディ人も集まる。
クワーク:「珍しいなあ、こんなゲームは初めてですよ。何てゲームです?」
ファロー:「チュラ※16だ。」
「ルールはどんなんです。」 ワディ人たちはクロン・ピーグスを配っている。
「これが君の持ち駒だ。ゲームの開始は、第2シャップ※17からだ。」 ファローは上から 2段目に、駒を置いた。
「第2シャップからって、なぜ 2番目からなんで?」
笑うファロー。「第1シャップから始めるのは子供だけだ。」

寝室で寝ているシスコ。寝返りを打つ。

制服姿になったシスコは、明るい部屋で寝ていた。目を覚ます。
立ち上がるシスコ。床には幾何学模様が描かれている。


※8: klon peags

※9: alpha-currant nectar
currant=干しぶどう

※10: Captain McCoullough

※11: Broik
エキストラ

※12: reactive ion impeller

※13: このセリフにより、2355年生まれであることが初めて判明

※14: 原語では「ロカー豆を食べてただけ」。lokar beans が言及されるのは初めて

※15: Andolian brandy
Andorian ではありません

※16: chula
名前は "Chutes and Ladders" というボードゲームに由来

※17: shap

部屋にはドアがある。
連絡するシスコ。「シスコより司令室。…シスコよりセキュリティ。コンピューター、プログラム停止! …プログラムを終了せよ。…リセット!」
シスコはトリコーダーを使う。ドアのそばにあるスイッチに触れたが、音がしただけで開かない。
別のドアも同じだ。
4つ目を押したところで、開いた。先には通路が続いている。
自動的に閉まるドア。
順番にドアのスイッチを押していくと、開くものがあった。
中にはファローがいた。大声で笑っている。
シスコ:「ファロー。」
ファロー:「第2シャップからうちまでたどりつくのだぞ!」
「ここはどこだ、私に何をした。」
「…うちを目指すのだ…!」 ドアが閉まっていく。
「ファロー!」
叫び声が聞こえる。向かうシスコ。

ベシアが目をつぶったまま叫んでいる。
シスコ:「ドクター。」
ベシア:「ああ! ああ…司令官でしたか。ああ、悪い夢を見ていたみたいで。ああ、起きられなくって。」
通路からキラが飛び出した。「…ああ、あなたも。」
更に別の通路からはダックス。「今の声は何なの?」
ベシア:「やあ。ああ、おかしいな。みんなが僕の夢に出てくるなんて。」
シスコ:「夢じゃない。これはワディ人の遊びらしいぞ。」
キラ:「それどういうことです?」
「私にもわからないが、さっきファローに会ったよ。『どんどん進んでうちまでたどり着け』って言ってた。」
ダックス:「うちまで。」
ベシア:「もしかしたら、行動テストかもしれませんよ。ほら、ネズミを迷路に入れて実験するじゃないですか。」
キラ:「行動テストですって? 冗談じゃないわよ。」
ダックス:「でも差し当たって命の危険はなさそうですし。」
「そりゃ宇宙艦隊の皆様方はこういう冒険がお好きでいらっしゃるかもしれませんけど。私はベイジョーの士官なんですからね。…こんなお遊びに付き合ってる暇なんかないわ!」
シスコ:「私だってこんなお遊びは好きじゃないがね。こうなった以上、ファローの言うとおりにするしかないだろ。」
ダックス:「通信バッジは使えるかしら。」 押してみる。「通信バッジで連絡が取れるのなら、分かれて行動しても大丈夫でしょうから、みんな別行動で出口を探しましょう。」
「よし、2分ごとに互いの位置をチェックしながら行こう。」 ベシアに言うシスコ。「もしどうしようもなくなったら、さっきみたいに大声でわめけ。すぐ駆けつける。」
分かれる 4人。

保安室。
オドー:「おいジェイク。どうかしたのか。」
ジェイク:「父の行き場所知ってます?」
「どこにもいないのかい?」
「父とは、今朝大事な話をする約束をしたんですけど、朝起きたらいなかったんです。」
「オフィスへ行ってみたか。」
「コンピューターはステーションにはいないって言うんです。」
「…じゃ私が調べてみよう。さあ早く学校へ行って。」
「学校は先生が帰ってくるまでお休みなんです。※18今日はノーグと第3エアロックに行って、船の発着を見物しようって思ってたんですけど。」
「お目当ては女の子かな?」
微笑むジェイク。「……あ、いいえ。僕たちはそんな。」
オドー:「さ行って。お父さんを見つけたらすぐに連絡するから。」
「ありがとう、オドー。」 出ていくジェイク。
「コンピューター、司令官がステーションにいないというのは本当か。」
コンピューター:『そうです。』
「外出したのは何時だ。」
『外出時刻は記録に残っていません。』
「どの船で出かけたんだ。」
『その情報も記録に残っていません。』

オドーが司令室へ来たのに気づくプリミン※19。「これはこれは、ボス※20が来たぞ? 今朝の御機嫌はいかが?」
オドー:「キラ少佐はどこだ。」
「今日は、どうやら無断欠勤らしいですよ。…上官にあるまじき行いですが。」
「それが変だと思わなかったのか。」
笑うプリミン。「だって一晩中ワディ人と騒いでたって聞きましたが?」
オドー:「君は保安を担当してどれくらいになるんだ、プリミン大尉。」
「6年ですが、なぜです。」
「司令官を失ったことはあるか。」
「失う?」
「今がまさにその事態だ。司令官が行方不明になってる。もしかしたら司令部全員かもしれん。ステーションを探してくれ。それから最後にスタッフの姿が見られたのはいつか、調べろ。夕べステーションから出た船にも全部連絡してくれ。わかったな?」
「了解、ボス。」
「『ボス』と呼ぶのはやめろ! 君は臨時派遣士官だろ。※21
「…はい、チーフ。」

クロン・ピーグスを使って楽しんでいるワディ人。
ファロー:「最後の賭けだ、準備は整ったぞ?」
クワーク:「そうですか?」
「君は第2シャップにどれぐらい賭けるつもりなのかな。」
「ああ…ああ、最低の額でいきます。」
ワディ人から落胆と嘲笑の声が上がる。クロン・ピーグスでリズムを鳴らし始めた。
ファロー:「始めて。」 サイコロのような物を差し出す。
クワーク:「始めてって、困ったな。まだルールも説明してもらってないのに。」
「ルールはプレイしながら覚えてもらうとしようか。始めて。」
受け取ったクワークは息を吹きかけ、転がした。
ファロー:「チュラー!」
クワーク:「あたしの勝ち?」
「どうかな。君の持ち駒は、シャンドラに遭遇する。」 駒を並べるファロー。
「シャンドラに遭遇するっていいの、悪いの。」 笑うワディ人たち。
「良くも悪くもない。」
「全然わからないなあ。」
「気がつけば簡単だ。いつまで経ってもわからない者もいれば、何の苦労もなく…すぐにわかる者もいる。」
ファローが操作すると、ライトがついた。反対側に座るクワーク。
コンソールを押していくファロー。

通路を進むシスコ。ドアスイッチを押していくが、開くものはない。
突然、声が聞こえてきた。「4 まで、数えて。それから、もう 3つ。もしも、わかったら。一緒に、おいで。」
シスコは連絡する。「シスコだ。何か歌声が聞こえる。」
トリコーダーで調べるシスコ。キラたちも集まる。
子供の声が聞こえる。「4 まで、数えて。それから、もう 3つ。もしも、わかったら。一緒に、おいで。※22
そばのドアが開いた。
中から聞こえていた。「4 まで、数えて。それから、もう 3つ。もしも、わかったら。一緒に、おいで。」 一人の女の子※23がいた。「4 まで、数えて。それから、もう 3つ。もしも、わかったら。一緒に、おいで。」
そのワディ人の子は、床に描かれた模様の上を繰り返し飛んでいる。
ドアが閉まっていく。止めようとするが無駄だ。
女の子:「4 まで、数えて。それから、もう 3つ。もしも、わかったら。一緒に、おいで。」
話しかけるダックス。「こんにちは。」
女の子は飛び続ける。「4 まで、数えて。それから、もう 3つ。」
ダックス:「ここがどこだか教えてくれる?」
「…もしも、わかったら。一緒に、おいで。」
「ここから出られる方法はあるの?」
ベシア:「何かすれば出られるのかい?」
キラ:「開いたドアはここ※24が初めてだわ。どこに通じてるのかしら。」
先に進もうとしたキラを、エネルギーフィールドが阻んだ。叫ぶキラ。
シスコ:「キラ、大丈夫か。」
キラ:「ああ…大丈夫です。」
ダックス:「何らかのイオンフィールドだわ。」
シスコ:「でもこの子は通り抜けてる。」
ベシア:「わかったぞ。床のパネルですよ。正しいパネルを踏めば、イオンフィールドを通り抜けられるようになってるんでしょう。」
ダックス:「『もしもわかったら一緒においで』ね?」
「…やってみましょう。」
女の子に続いて、同じパネルを踏んでいくベシア。
だがやはり、イオンフィールドが行く手を遮った。「同じようにやったのになぜだ。」
ダックス:「いいえ、全く同じじゃないわ。」
ベシア:「でも同じように踏みましたよ。間違いなく。」
「でも歌ってなかったでしょ?」
ダックスは歌いながら進む。手振りも同じに。「4 まで、数えて。それから、もう 3つ。もしも、わかったら。一緒に、おいで。」
無事反対側へ抜けられた。「ほら歌えば大丈夫なのよ。」
仕方なく真似するシスコ、ベシア、キラ。「4 まで、数えて。それから、もう 3つ。もしも、わかったら。一緒に、おいで。」
全員が渡りきると、先のドアが開いた。
外に出ると女の子が言った。「おめでとう。第3シャップよ。」
閉まるドア。

ファローは叫んだ。「見事クリアー!」
クロン・ピーグスを互いに叩くワディ人。
ファローは宝石をクワークに渡した。
クワーク:「何となくルールがわかってきたぞ?」 笑う。


※18: なお、このエピソードにはオブライエンも登場しません

※19: ジョージ・プリミン大尉 Lieutenant George Primmin
(ジェイムズ・ラシュリー James Lashly) 前話 "The Passenger" 「宇宙囚人バンティカ」に引き続き登場。声:西村知道

※20: 原語では後の個所も含めて "Constable" と言っています。オドーは親しくない人物からこう呼ばれるのは嫌なようです。また、正式な肩書きではないこともわかります

※21: 原語では「私は保安主任だ」としか言っていません

※22: 原語では各フレーズに「アラマレイン (allamaraine)」という言葉が入っています。その後のシャンドラの「おめでとう」、ファローの「見事クリア」、「さあ第4シャップだ」も全てアラマレインと言っています

※23: シャンドラ Chandra
(クララ・ブライアント Clara Bryant) 声:川田妙子

※24: 吹き替えでは「開いたドアはあそこが初めてだわ」となっています。今入ってきたドアのことです (先のドアはイオンフィールドを通過した時点で開いています)

クワークの店。
ファロー:「道を選ぶのだ。」
クワーク:「道?」
「長いか短いか。」
「どこがどう違うの?」
「短い道は持ち駒 4人の危険が倍になるが、勝った時の取り分も倍だ…」
「取り分が倍? それならもちろん…」
「よく聞け。持ち駒が一人も戻れなければ、今までの勝ちは帳消しだ。」
「ああ…。このゲームほんとに面白いですね。」
「…そうか?」
「ええ。どうでしょう。あたしの店の 2階にはまだ少々スペースのゆとりがあるんですけどねえ。もしよろしかったら、ライセンス契約の話し合いをしたいんです。一財産作れますからね。」
オドーがやってきた。「クワーク。」
クワーク:「後にしてくれ!」
「おお、忙しそうだな。最後に司令官を見たのはいつだ。」
「昨日の夜帰る時だよう。」
「その時どっかに行くって言ってなかったか。」
「知らねえよ!」
ファロー:「早く道を選べ。」
オドー:「クワーク。」
クワーク:「おいおいオドー、勘弁してくれよ。おらあ今…」
「司令官、キラ少佐、ダックス大尉、ドクター。司令部スタッフが 4人とも行方不明なんだ。おいほんとに何も知らないのか。」
「何で俺がそんなこと……4人? 今 4人が行方不明だって言ったか?」
「そうだ。」
チュラを見るクワーク。
ファロー:「危険も倍だが、勝てば取り分も倍だ。」
段の上にあるのは、4つの駒。
オドーも駒を見る。
ファロー:「賭けるか。それともやめるか。」
クワーク:「オドー。俺の代わりに賭けてくれよ。」
「道を選ぶのだ。」
「…それじゃあ、安全な方の道を。」 ガッカリするワディ人。
サイコロを渡すファロー。「始めろ。」 ワディ人はまたクロン・ピーグスを叩く。
投げるクワーク。

トリコーダーを使うキラ。「ほんとにここはどういう世界なのかしら。全然見当もつかないわ。どういうつもりなのかしら。」
ベシア:「家までたどり着けって、ファローがそう言ったんでしょ。」
ダックス:「ゲームだわ? ゲームではうちがゴールになってることが多いのよ。」
キラ:「じゃここはゲームの世界?」
ベシア:「間違いないわ。私達は駒なのよ。局面ごとに、与えられた障害を乗り越えていく。」
後ろのドアが閉まった。
シスコ:「ふざけてる。」
先のドアが開くと、ワディ人がたくさんいた。グラスを持ち、談笑している。
キラ:「お聞きしますけど。ちょっといいですか?」
無視するワディ人。笑っている者もいる。
キラ:「全く冗談じゃないわよ。」 トレイを床に落とす。「馬鹿笑いしてないで、一体これはどういうことなのか誰か説明してよ! …何だってこんな目に遭わせるの? …あんたたちどういう神経してるの!」
部屋の一角から、白いガスが噴き出し始めた。
ベシア:「そこまで笑うことはないんじゃありませんか?」 ワディ人が持ってきたグラスを手に取ろうとする。
止めるシスコ。「ここの物を飲んだり食べたりするんじゃない。」
ベシア:「でもここで栄養補給させるのかもしれませんよ。」
咳き込むシスコ。「薬かもしれんぞ。…毒かもしれん。」
ドアが開き、ファローがやってきた。グラスを持ち、大声で笑う。
シスコ:「ファロー。」
ファロー:「飲むか?」
「…ゲームはもうおしまいにしろ。」
「どんどん進め、うちまでたどり着くんだ。」
「今すぐ私達をこっから出すんだ。」
キラたちも皆咳き込む。
ダックス:「煙が…。」
ベシア:「なぜ、みんな平気なんだ。」
キラ:「煙を止めてよ! このままじゃ死んでしまう。」
ベシアはグラスを手に取り、口にした。息が収まる。「飲むんだ! 解毒剤らしい。」
キラはダックスにも飲ませる。
シスコもファローのグラスを手に取り、飲んだ。
拍手するワディ人たち。
キラ:「何でわかったの。」
ベシア:「科学的分析ですよ。っていうのは嘘で、一か八かで飲んでみただけです…。」
シスコに礼をするファロー。「次は、第4シャップだ。」 ドアが開いた。
その直後、室内のワディ人や全ての物は消え去った。
怒りに手を叩くシスコ。「よし、行こう!」
4人が出ると、またドアが閉まった。

4つの駒を下の段へ移すファロー。「さあ第4シャップだー!」 歓声を上げるワディ人。
また宝石を受け取り、クワークは笑った。
店を出ていくオドー。
クワーク:「やったぞ…。」



司令室。
オドー:「ワディ人の船に、人間の生命反応はないのか。」
プリミン:「いやあ、それが…ワディ人のテクノロジーの情報は皆無なんで。」
「第2デッキのエネルギーフラックスを分離してみろ。」
「…かなり強いバイポーラカレントがあるようですねえ。」
「どうやったらそんなものが生じるんだ。」
「…そうですね、我々がもってるテクノロジーで一番近いものは転送ビームかな。でも転送ビームが続くのはほんの数秒間ですからね。」
「ああ…こうなったら直接乗り込んでみるか。」
「そりゃまずいですよ。彼らの許可もなしに勝手に船に乗り込むなんて、許されないことです!」
「ああ、そりゃ宇宙艦隊の規則なのかな?」
「そうですよ。」
「だが私は宇宙艦隊の士官じゃないんでね。…第2デッキ通路の真ん中辺りに座標を設定して、転送してくれ。」 転送台に立つオドー。
「でも…。」
「転送機のボタンを押すのも宇宙艦隊じゃ規則違反なのか!」
操作するプリミン。「転送準備。」
転送されるオドー。

ワディ船。
廊下を歩くオドー。トリコーダーを使う。
ドアの奥に反応がある。開けると、中から強い光が照っていた。
意を決して飛び込むオドー。

そこはクワークの店だった。
ファローが見ている。「道を選ぶのだ。」
オドー:「断る! すぐにゲームをおしまいにするんだ。」
「ゲームをやめたら駒は死ぬぞ?」
クワーク:「オドー! いいからちょっと黙ってろ。」
オドー:「クワーク。」
「大丈夫だ、4人とも無事だよ!」
ファロー:「道を選ぶのだ。危険を倍にすれば、取り分も倍になる。」
「ヘヘ…。」
オドー:「クワーク。」
「わかった、わかったよ! 安全な方でいく。」
ファロー:「よし、やれ。」
サイコロを投げるクワーク。
ファローは首を振った。「…可哀想に、今度はツいていなかったな。」

通路を進むベシア。「要するにこのゲームに勝てばいいんでしょ、簡単ですよ。」
キラ:「簡単?」
ダックス:「とにかく進むしか仕方ないわ?」
ベシア:「もう第2シャップと第3シャップはクリアして、第4シャップまで来てる。」
キラ:「そのシャップって何よ。」
「多分ゲームのステージですよ。前進してるのは確かです。」
「生きるか死ぬかが懸かってるのよ? あなたことの重大性がわかってないんじゃないの?」
「そんなことありませんよ。僕は苦しい時ほど燃えるタイプでね。」
一帯に音が響き始めた。
シスコ:「静かに。」
ダックス:「非常に強力な磁場の変動が見られます。…すごいフラックスパターンだわ。…こっちに向かってきます!」
「何とかしてよけるんだ!」
通路の一つから、いくつもの光る球が飛び出した。
前はドアで遮られる。
近づいてくる球。
脇に隠れるシスコたち。

4つの駒を選ぶファロー。

球は一つになり、強力な光となって近づいてくる。
4人を順番に照らす。ベシアだけドアの前に立ったままだ。

駒の一つを取り、段の外に置くファロー。

光の球はベシアに降り注いだ。消えるベシア。
叫ぶシスコ。「ファロー!」

その駒を倒すファロー。「次の手を打て。」
オドー:「なぜ青い駒だけどけたんだ。」
「次の手だ。打て。道を選ぶのだ。」
「あの青い駒を元に戻してくれ。」
「彼の代わりに君がゲームに加わるのなら、そうしてやってもいいぞ? 道を選ぶのだ。危険が倍なら、取り分も倍だ。」
クワーク:「短い道で行こう。」
オドー:「何だって?」
「その方がいいんだ。」
「貴様正気か!」
ファロー:「賭けを倍にしろ!」
「待て!」
クワーク:「俺に任せとけって! 俺は長年ありとあらゆる賭け事をやってきたんだぜ? そりゃあこのゲームは初めてだけどな? 俺の勘がそう言ってるんだよ!」
「自分が儲けたいからそう言ってるんだろ。」
「それだけじゃねえよ。ゲーム盤を見てみろ。…短い道ならいちいちシャップをクリアしなくて済むんだ。長い道を選んだってリスクが全然ないわけじゃない。どうせそうなら、一手でいきなりゴールに飛び込める短い道に賭けてみた方がいいだろう。…俺の勘を信じなって。」
オドーはうなずいた。
ファロー:「よーし、やれ。」
サイコロをオドーの前に差し出すクワーク。
オドー:「何だ。」
クワーク:「息を吹きかけな?」
「いいからさっさとやれ!」
「息を吹きかけるんだ。」
仕方なく吹くオドー。クワークは投げた。
ファロー:「…シアロ※25。」
クワーク:「シアロ? どういう意味だ?」
「犠牲者が一人出る。生還するのは、2人だな。」
呆然とするクワーク。


※25: thialo

オドーは尋ねた。「まさか、クワークに決めさせるのか。」
ファロー:「誰か一人を犠牲にしなければ、3人とも共倒れだぞ?」
クワーク:「選べねえよ。頼むからさあ。」
「どの駒にする。」
「どれが誰かもわからねえってのによう。」
「早く一人を選べ、でないと 3人とも助からないんだぞ!」
「わかったよ、わかったよ! いいだろう…選んでやるよ。」 駒に手を伸ばすクワーク。「やっぱりできねえよう…。なあ、助けてくれよ。俺が悪かった、謝るよ。軽い気持ちでやったことなんだからさあ…。…頼むよ! …もう二度としねえよ。八百長はもうやめる。…もう二度と八百長はやらねえからさ。お願いだあ! …とても一人を選ぶなんてできねえよ。怖くて選べやしねえ!」
手首を合わせるクワーク。「お願いだ、お願いだあ。…お願いだあ……! 頼むよう…。」 泣き続ける。「お願いだあ。」
ファロー:「…仕方がない。」
「……じゃあ俺は犠牲者を選ばなくていいのか?」
「そうだ。選ぶ必要はない。」
笑い出すクワーク。
ファロー:「アトランダムに一人を選ぶようプログラムを組み直そう。」 操作する。「さあ最後の賭けだ! …最後の一手だぞ。」
クロン・ピーグスを叩くワディ人。

話すキラ。「さっきのパーティで何か食べておけばよかったわ?」
ベシアの声が遠くから聞こえてきた。「シスコ司令官!」
シスコ:「ドクター!」
「こっちです、急いで!」
キラ:「どっちの方角から?」
シスコ:「三方に分かれよう。」
ベシア:「見つけました、家へ戻る道ですよ。」
ダックス:「こっちだわ、開いてるドアがありました。」
「こっちだ、ダックス。」
中は洞窟になっている。
ダックス:「ジュリアン?」
ベシア:「急いでくれ。」
「ジュリアン、大丈夫なの?」
辺りが揺れだした。倒れるダックス。
シスコ:「ダックス!」
ダックス:「脚をやられたわ。」
3人とも入ると、ドアが閉まる。
キラ:「動かないで。」
シスコ:「骨は折れてないぞ。」
ベシア:「そんなとこで何してるんです。」 光の奥に人影が見える。「ここが出口ですよ。見えないんですか。」
「ドクター! ちょっと来てくれ。…ダックスが脚を怪我した。」
光の中から出てきたのは、ファローだった。「シアロだ。お前たちはうちへ帰れ。第6シャップだ。」 消える。
また地震だ。
調べるキラ。「2つの地殻が激しくぶつかり合っています。丁度ここは断層の上のようですね。…洞窟の壁は振動でかなり弱くなっているから、もうあまり長くはもちそうもありません。」
シスコ:「脚に力は入るか。…行くぞ、早くこっから出るんだ。」

ダックスを抱え、洞窟を進むシスコとキラ。
崖が迫る、狭い通路にさしかかる。揺れは断続的に続く。
一旦ダックスを降ろし、崖を覗き込むシスコ。手元の石を落とすと、かなり深いことがわかる。
ダックス:「私はとても飛べないわ。」
シスコ:「どこかに迂回路があるはずだ。」
「ベンジャミン、あなたとキラなら飛び越えられる。」
キラ:「あなたをおいては行けないわよ。」
「でも今行かなければ、洞窟が崩れてきて 3人とも死んでしまう。私はトリルとして 7つの人生を生きてきたけど、あなたはそうはいかない。」
シスコ:「でも君を見殺しにしたら残りの人生一生後悔する。」
「司令官たるもの判断に感情を交えてはならない…」
「その通り。ああ。…昔よく聞かされたセリフだ。」
「……もし立場が逆なら、私はあなたをおいてくわ。」
「立場が逆でなくてよかったよ。少佐。君は飛び越えて行け。私は迂回路を探す。…心配するな。」
だがキラもダックスに付き添った。
シスコ:「少佐、命令に逆らうのか…」
キラ:「軍法会議にかけます?」
「だが君は艦隊士官じゃないだろ。」
ダックス:「私が司令官なら、2人とも軍法会議にかけてやる。」
再び地震が襲った。道を引き返す。

非常に細い道がある。壁づたいに進む 3人。
だが揺れ、足を取られそうになる。
シスコ:「後もう 2、3メートルだぞ。」
一段と激しい地震が襲った。キラは足を滑らせ、手だけでぶら下がった。
シスコ:「つかまれ!」
ダックス:「ベンジャミン!」
だがそれでもやまぬ地震に、3人とも奈落の底へ落ちていった。

シスコたち 4人が、突然クワークの店に現れた。
クワーク:「戻ってきた! 俺の勝ちだ! …いやあ絶対やってくれると思ってたけどね。一瞬も疑いませんでしたよ。何があっても司令官なら必ず…」 宝石を持つ手を止められた。
ファロー:「いいや、クワーク。…君の負けだ。君の駒は全員死んだんだ。」
キラ:「え? それじゃあ…死ぬっていうのはゲームの中だけだってこと?」
笑うファロー。「もちろんさ、ゲームだからね…。」 操作するとチュラは箱の中に消え、再びダボ・テーブルが現れた。「では、我らもうちに帰る。」
たくさんのラチナムをテーブルに残したまま、出ていくワディ人たち。
シスコ:「ちょっと待ってくれ! 君たちにはゲームだったかもしれないが、私達は初めてワディ人と接触するのを、とても大切に考えていたんだ。…それなのに…」
オドー:「失礼ですが司令官。」
「何だ、オドー!」
「ファローさんを責める前に、そもそものですねえ、ことの起こりをクワークにお聞きになってはいかがです。」
「クワーク!」
クワーク:「でも俺にもよくわからないんですよ。ああ……ファローさんたちは負けが込みましてね、それで御機嫌斜めになって…」
オドー:「さっき許してくれって泣いてた時と随分言うことが違うじゃないか、クワーク。」
「ああ…ああ、いやそれはその…お前ちょっとしつこいぞ! ああ…」
「確かもう二度と八百長は…しないって、誓わなかったか。」
「ああ。」
シスコ:「八百長だと。」
「ああ、皆さんの身を心配するあまりにね。つい口から出ちまったんですよ。や、もう焦りましたよ、ハハ。皆さんに万一のことがあったらって思うと…」
ファロー:「では、時間もありませんので。」 礼をする。「いずれまたもう一度、勝負しましょう。」
店を去るワディ人。
クワーク:「しかしよう、あのゲームは絶対受けるぜえ? …すげえ迫力だもんな。ちょっと失礼。ファローさん。」 笑い、追いかける。「ファローさん、ちょっとお話があるんですが。まあそう急がなくても。聞いて損はない話です。ねえ、ファローさん。」
ため息をつくキラ。

ワディ船は、DS9 を離れた。



・感想
生死が左右されるゲームかと思ったら、本当にただのゲームだったという話。ある意味夢落ちですが、第1シーズンの中では記憶に残りやすいエピソードですね。ゲーム内に放り込まれた 4人のキャラクター性が、上手く描き分けされています。シマーマンもお気に入りだそうです。
旧題は "Sore Losers" 「負けず嫌いな者たち」で、「プリズナー No.6」の「チェックメイト」という話にインスピレーションを受けたそうです。かなりの予算を食ったらしく、当初はパラマウントのニューヨーク街セットを使う案もありました。連続して登場したプリミン大尉は面白そうなキャラだったのですが、今後は二度と出ていません。


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