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エンタープライズ エピソードガイド
第74話「評議会の分裂」
The Council

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・イントロダクション
※1※2真っ白な空間。
ズィンディ評議会で話していた球体創造者の女性※3。「全て順調。ズィンディ兵器は数日で完成します。」
球体創造者 A※4:「タイムラインを見るとそうは思えません。」
球体創造者 B※5:「何が見えたの。」
「望ましい結果に向かうラインが何本も消えた。地球船がズィンディ兵器の発射を、阻止する可能性が高いのです。」
女性:「そうは限りません。タイムラインは敏感で、一時的変動で揺れがちだわ。」
「変動どころではないわ。目指した結果から軌道がずれ始めています!」
球体創造者 B:「即刻行動し事態を修正しなさい! あの兵器を発射し地球を破壊するのです!」
女性は目を閉じた。


※1: このエピソードは、2004年度エミー賞で特殊映像効果賞にノミネートされました

※2: 恒例の第3シーズンあらすじとして、エピソード放送順に第67話 "Harbinger" 「トゥポルの反乱」、第70話 "Azati Prime" 「爬虫類族の攻撃」、第71話 "Damage" 「球体創造者」、第72話 "The Forgotten" 「デグラの決断」、前話 "E2" 「エンタープライズ2」の内容が使われています

※3: Sphere-Builder Woman
(Josette DiCarlo) ENT "Damage" 以来の登場。声:斎藤恵理

※4: 球体創造者・予測 Sphere-Builder Presage
(メアリー・マーラ Mary Mara) 後にも登場。声:森夏姫か加藤悦子のどちらか

※5: 球体創造者・主要 Sphere-Builder Primary
(Ruth Williamson) 後にも登場。なおクレジットに従って一人だけを「女性」と表現していますが、全員女性です。声:森夏姫か加藤悦子のどちらか

・本編
エンタープライズのそばには、デグラの船がいる。
調べるフロックス。「体内にトレリウムは残っていません、ハハ。ご気分は?」
トゥポル:「まだ感情制御が困難で。」
「フーン、瞑想しても?」
「…助けにはなりますが、まだ…」
タッカーが医療室にやってきた。「大丈夫か?」
トゥポル:「ただの頭痛です。」
「ヴァルカンに頭痛はないんじゃ?」
「…司令センターへ行かないと。」 出ていくトゥポル。
「最近様子が変だと思わないか。」
笑うフロックス。「最近の出来事で、誰もが動揺していますから。」
タッカー:「うーん。」
「どうしました?」
「ああ、筋を違えてな。…痛みがひどい。」
「座って。」
「…機関室は 16時間労働だ。評議会とやらに出るって、急かされてる。」
「船長は、これで地球攻撃を止められると見てる。信じましょうよ?」
「船長は信じてるが、交渉相手が信じられない。」
「デグラは道理のわかる男です。」
「奴が? 俺の故郷じゃ、賛成する者はいないと思うね。」
「…うん。」 ハイポスプレーを打つフロックス。
「…助かった。」 医療室を後にするタッカー。
フロックスは複雑な表情を浮かべる。

デグラ※6に説明するトゥポル。「球体は、人工知能ネットワークで制御されています。」 司令センターのモニター上で、球体の図が内部まで拡大された。「この奥には余剰メモリーコアがあり、大量の情報が含まれているはずです。」
アーチャー:「球体の創造者のデータもあるだろう。」
デグラ:「評議会に証拠として出せるな。」
星図に戻すトゥポル。「…コース途中で、また球体のそばを通ります。」
アーチャー:「シャトルでクルーを送る。後で合流させる。」
デグラ:「内部への侵入方法は?」
「…ほぼ解明できている。…ズィンディは、球体を何十年も研究してると言ったな。」
トゥポル:「外壁の構造に関する情報があれば、何でもうかがっておきたいのですが。」
デグラ:「データベースにあるものを全て送ろう。」

MACO のホーキンス※7伍長が、兵器室に入った。「何か。」
リード:「…経歴を見たが、宇宙服で…1,000時間以上も活動してるんだな。」
「ヤヌス・ループ※8にいました。」
「この任務をやる気はあるか?」
「外ならどこでも行きますよ。」
「準備しろ。…ヤヌスでは、宇宙服で戦闘訓練もしたのか?」
「しました。…銃撃戦になるんですか。」
「…何でもありうる。」

発進するシャトルポッド。

球体の情報が表示されている。
デグラ:「コンパイルが済んだら、エンタープライズへ送れ。」
デグラの船に球体創造者の声が響いた。『まだ間に合うわ。』 揺らめく姿。
部下の人間ズィンディは立ち上がった。
デグラ:「…下がっていろ。…下がるんだ。」
うなずく球体創造者。部下は出ていった。
球体創造者:『ほかの者があなたに賛同すると思うの?』
デグラ:「何の用だ。」
『我々に背を向けた。…戻ってきなさい。』
「できない。」
『…その声を聞けばわかるわ? 信じたもの全てを裏切り、いま心は苦悩している。』
「後悔などまるでしていない!」
『我々はずっとズィンディを守ってきた。なぜなのかと、一度は考えたことがあるはずよ?』
「みな疑問に思った。」
『我々は未来の統一されたズィンディの姿を見ているからです。…絶滅を、回避した後の姿を。…この先あなた方には、偉大な文明を生み出す運命が待っているのよ。…その全てがあなたのせいで、危機に瀕している。』
「嘘だ。」
『あなたは致命的な侵略を防ぐ兵器を完成させた。その名は何世代にも渡り畏敬の念をもって…語り継がれるはずだった。それなのに、裏切り者の道を選んだのよ。』
「どう名を残すかは、私が自分自身で決める。」
『ここまで信用を失ってしまったとは。』
「一度でも信じた私が、愚かだった。」

エンタープライズ。
デグラ:「球体の創造者はズィンディをだましてきた。…何十年も操られていたと、よくわかった。…毛長族だけは理解するだろうが。」
アーチャー:「それを裏づける証拠もちゃんとある。」
「…あれだけでは不十分だ。彼らはズィンディの絶滅を既に一度、防いでいる。母星が爆発したとき生き延びた者たちの前に現れて、居住可能な星へ導き資源のありかも教えてくれた。神のような存在だ。…我々は『守護者※9』と呼んでいる。」
「信じなかったのも無理はないな。」
「私も、彼らを崇めてきたんだ。私の子供たちにも、毎日感謝を捧げるよう教えた! それを、覆さねばならんのだ。」
「クリンゴンの裁判にも耐えた※10。手強いのは慣れてる。」
「クリンゴンは君の星を破壊する気などなかった。…だがあの証拠は堅い。十分かもしれん。私も共に証言しよう。…評議員の座を奪われようとどうなろうと私は、君の側に立つ。」
サトウの通信が作戦室に入る。『ブリッジよりアーチャー船長。』
アーチャー:「何だ。」
『ズィンディ船を複数感知。接近してきます。』
デグラ:「ヒト族と毛長族と水棲族だ。評議会に出るには、彼らの助けがいる。」

廊下を歩くデグラ。「影響力の強い評議員がいる。」
アーチャー:「詳しく教えてくれ。相手を知る必要がある。」
「毛長族のジャナー※11は知っているな? 科学者で偏見がなく、事実を重視する。私の友人だ。…ほかのメンバーは、そう簡単にはいかないだろう。例えば水棲族だが、キアフェト・アマンソー※12は莫大な富と権力をもつイビックス家※13出身だ。…彼女が決断を下せば大変な重みがあるが、こう言われてる。『水棲族の決断を待つより、星を全部数える方が早い。』 昆虫族については彼らの名前は歳を取るほど長くなり、発音するのが難しいんだがね。…多くの点で、昆虫族は水棲族の対極だ。」
「結論に走るわけか。会ったことがある。」
「残るは爬虫類族の、ドラム※14司令官。逸話がある。真偽は定かではない。嘘だといいがね。…娘が男の子を産んだが、右腕に障害があった。命に関わるものじゃない。だが軍への入隊は阻まれる。ドラム司令官は、実の孫に毒を盛ったそうだ。」
「あの男ならやりかねないな。」
「単なる、噂かもしれん。だが、どんなときも…子供をもつ親としては、それが頭を離れない。」

多数の熱源でこうこうと照らされる部屋。ドアチャイムが鳴る。
中央で身体をさらしていたドラムが応えた。「入れ。…何だ。」
爬虫ズィンディ大尉※15:「残骸を発見。デグラ捜索に出した船です※16。」
「どこだ。」
「ここから 7光年。球体の遮蔽バリアー内です。」
「船がなぜ大破したか原因を知りたい。…分析を始めろ。」
「始めてます。予備調査では、攻撃を受けたようです。」
呼び出しに応えるドラム。「何だ。」
爬虫ズィンディ:『船が 6隻接近中。一隻は地球船です。』

デグラの船を先頭として、ズィンディ船※17やエンタープライズが爬虫ズィンディ船に近づく。
服を着たドラム。「先頭の船に呼びかけろ。」
デグラ:『デグラだ。』
「デグラ。どうしているかと思ったよ。何人捕虜に取った。」

デグラ:「…エンタープライズを、評議会へ送る。」

ドラム:「何のためにだ。」

デグラ:「武器をパワーダウンし、撤退しろ。」

ドラム:「この俺が敵の船を、セキュリティゾーン内へ入れると思うのか。」

デグラ:「今すぐ武器をパワーダウンしろ!」

ドラム:「お前の命令は受けん。」

うなずくデグラ。操作する部下の人間ズィンディ。

爬虫ズィンディ※18:「魚雷が向かってきます。」
ドラム:「何!」
揺れるブリッジ。
爬虫ズィンディ:「船首 300メートル先です。」
ドラム:「ズィンディ船を攻撃する気なのか。」

デグラ:「必要なら、君の船を撃墜することも辞さない。」

爬虫ズィンディ:「照準を合わせてます!」
ドラム:「反撃の準備をしろ!」

デグラ:「多勢に無勢だぞ。それに争う必要などない。地球船は決して危険ではない。」

ドラム:「…それなら、評議会で会うとしよう。」

デグラ:「楽しみにしている。」

シャトルポッド。
メイウェザー:「あと 5秒。3。2。」
シャトルは遮蔽フィールドに突入した。
火花が散るシャトルポッド内。
メイウェザー:「RCS インバーターだ。」
トゥポル:「停止して。」

フィールドを抜ける。
リード:「被害は?」
メイウェザー:「心配はいらないでしょう。」
トゥポル:「針路修正、026 マーク 3。」

単一金属球体へ近づくシャトルポッド。

惑星軌道上のエンタープライズ。デグラの船ほか、ズィンディ船もまとまっている。
タッカー:「軍事部隊が 2、3人ついていけりゃあ、安心なのに。」
アーチャー:「心配ない。椅子を暖めとけ。」
「気をつけて。」
サトウもブリッジのターボリフトに入った。
アーチャー:「昆虫語は上達したか?」
サトウ:「どの方言かによります。…67 あって。」
「たったの?」

デグラの船から、シャトルが発進した。

中のデグラ。「水棲族は、堂々とした態度を好む。小声だと、疑われる。」
アーチャー:「はっきりと話そう。」
「かといって大声も良くない。昆虫族は大きな声を、敵意と取る。」
パッドを見るサトウ。「そして水棲族は、過去形で話すときソナーを使用する。」
デグラ:「もうすぐ見えてくるぞ。」
白い大気が窓に広がる。
アーチャー:「まだ 2キロ上か。」
デグラ:「上空からしか入れない。一年中この雲の層があり、完璧に守られている。」
岩場が見えてきた。
アーチャー:「鳥族※19の?」
サトウ:「何て綺麗。」
デグラ:「6番目のズィンディが、絶滅の何千年も前に造ったものだ。考古学者によると、この砦は 4,000年以上の歴史がある。」
人間ズィンディ・シャトルは着陸脚を出し、くぼんだ部分に着地した。

内部を歩くアーチャー。「校長室に呼ばれた気分だな。」
サトウ:「私は呼ばれたことありません。」
「俺は一度ある。」
デグラ:「そこをどけ。」
道を譲る爬虫ズィンディたち。デグラは扉を開ける。
サトウ:「イタズラで?」
アーチャー:「後で話す。」 デグラに続いた。
ズィンディたちが集まっている。
評議会場に姿を見せる 3人。
ドラム:「この評議会へ人間を連れてくるとはな、デグラ。説明してもらおうか。そいつらを生きてここから帰したいならな。」


※6: Degra
(ランディ・オグルスビー Randy Oglesby) 前話 "E2" に引き続き登場。声:木村雅史

※7: Hawkins
(Sean McGowan) ENT第69話 "Hatchery" 「トゥポルの反乱」以来の登場。声:江川大輔

※8: Janus loop
土星の衛星ヤヌスと関係あるのかもしれません

※9: Guardians

※10: ENT第45話 "Judgment" 「反逆の法廷」より

※11: Jannar クレジットでは毛長ズィンディ Xindi-Arboreal
(リック・ワーシー Rick Worthy) 前話 "E2" に引き続き登場。名前が言及されるのは初めて。この個所はデグラが説明するに従って、それぞれの評議員の映像が挿入されます。声:遠藤純一

※12: Kiaphet Amman'sor

※13: Ibix dynasty

※14: Dolim クレジットでは爬虫類司令官 Reptilian Commander
(スコット・マクドナルド Scott MacDonald) ENT "Damage" 以来の登場。名前が言及されるのは初めて。CC では綴りが Dolum となっています。声:白熊寛嗣

※15: 爬虫類大尉 Reptilian Lieutenant
(Andrew Borba) 階級は訳出されていません。後にも登場。声:津田英三。あらすじ部分で ENT "Azati Prime" のダニエルスが登場しているので、その兼任だと思われます

※16: ENT "The Forgotten" より

※17: エンタープライズ上側の船は、毛長ズィンディ船のようです。ENT第39話 "Dawn" 「熱き夜明け」に登場した、アーコニアン軍用船の使い回し

※18: 爬虫類兵士 Reptilian Soldier
(Bruce Thomas) 後にも登場。声は毛長ズィンディ役の遠藤さんが兼任?

※19: Avians
ENT第59話 "The Shipment" 「兵器工場潜入」より

話すデグラ。「今回のことなら、もちろん説明する用意がある。脅す必要などない。」
毛長ズィンディのジャナー。「その通りだ。君らが送ってきたデータは見た。こちらとしても話を聞く用意がある。」
アーチャーに向かってうなずくデグラ。
睨むドラム。デグラも席についた。
アーチャー:「…地球では 700万人が死んだ。ここに立っているのは、正直心穏やかじゃない。」
ジャナー:「…我々の生存のためだった。」
「ああ。将来地球人が、あなた方の星を破壊しに来ると聞いたからだが…それは嘘だ!」
昆虫ズィンディがテーブルに手をついて声を出した。
翻訳機を扱うサトウ。「『守護者が嘘をついたことはない』と。」
アーチャー:「守護者たちが球体を造った。領域を彼らが棲めるように変え、植民地にするためだ。」
ドラム:「悪あがきもいい加減にしろ。自分の星を救うために下らん話をでっち上げ、データまで捏造してきたんだ。」
デグラ:「全て真実だ、データに間違いはない! 客観的判断ができる者なら、同じ結論を出す!」
「お前に真実の何たるかがわかるものか。人間どもに同情して、正常な判断力を失っているのだ。」
「全て、冷静に判断した結果だ!」
「では俺の船を攻撃したのも、冷静な判断の結果か!」
「我々が評議会へ来るのを、邪魔したからだ!」
「ああこの評議会を守るためになあ!」
水棲ズィンディのアマンソーが話した。
サトウは翻訳機のボタンを押す。「『人間の主張の審議のため集まったのです。』」
人間ズィンディ※20:「そうだ、即刻本題に戻るべきだなあ。」
ため息をつくドラム。
アーチャー:「地球を救いたいのはもちろんだが…危ないのは地球だけじゃない。人類を消し去れば、あなた方も破滅だ!」 水棲ズィンディの水槽の前に立つ。
ドラム:「こんな御託はもう聞いておられん!」
「地球連合軍がいずれ球体創造者を倒す! それを知り、君らに地球を攻撃させたんだ!」
「黙れ! …地球船を即時押収するよう、動議を出す。」
デグラ:「エンタープライズに手を出す船は、容赦なく攻撃する!」
「評議会の決定に逆らうか!」
人間ズィンディ:「まだどんな結論も出ていない!」
「結論が出るわけがない。こんな人間の戯れ言を聞いている限りな。…ズィンディの同胞たちを守るつもりがないのなら、評議会など存在する意味がない。」
部下に合図するドラム。出ていく爬虫ズィンディ。
デグラはドラムに手をかけた。「待て。」
だが殴られる。ドラムを止めようとしたアーチャーは、昆虫ズィンディに投げ飛ばされた。
昆虫ズィンディ:「――。」
サトウ:「…とても言えません。」

球体の図を見るトゥポル。「位置を保って。…排気口よ。」
窓を見るリード。「どこに。」
トゥポル:「コースセット。031、マーク 4。」
球体の外壁が見えている。
リード:「排気口ってどこです。」
メイウェザー:「いいんですか?」
トゥポル:「減速して。」
ゆっくりと降下するシャトルポッド。
表面が近づいてきた。
身構えるホーキンス。
リード:「…トゥポル!」
トゥポル:「コースを維持。」
外殻は目の前だ。
リード:「衝突します!」
トゥポル:「コースを維持!」
シャトルは壁を突き抜けた。一部分だけ映像だったらしい。
ホーキンス:「…あれ、ホログラムですか。」
トゥポル:「その通りよ。」
リード:「先に言って下さいよ。」
「…コンジット沿いに前進。」
メイウェザー:「はい。」

排気口を抜け、中央に向かうシャトルポッド。
トゥポルは構造図を見る。「右舷に 60度、Z軸に 80度。…船外に出ましょう。」
リード:「宇宙服用意。」

部屋で話すジャナー。「発足直後の紛糾も、我々は切り抜けてきたんだ。」
人間ズィンディ:「今度は違う。評議会は空中分解の危機に瀕している。」
「乗り越えられる。」
「君も同じ部屋にいたはずだ! 見ただろう!」
デグラ:「難しいのはわかっていた。」
「爬虫類族を説得するなど無理だ! 昆虫族もな!」
アーチャー:「なら水棲族に絞ろう。」
デグラ:「彼らは全てを、微に入り細をうがって検討する。兵器の製造にも、ずっと反対していた。」
「なぜ気が変わった。」
ジャナー:「守護者が評議会に出て、未来からのものという映像記録を皆に見せたのだ。」
デグラ:「新しい母星を、人類が破壊していた。」
「水棲族も納得した。」
「強力な証拠だったよ。」
アーチャーはかたわらに置かれている、巨大な頭骨を目にした。
ジャナー:「鳥族はかつて、ズィンダス※21の空を埋め尽くすほど繁栄していた。同じ運命を歩まずに済むよう評議会を作ったのだ。」
アーチャー:「その目的と逆方向に向かっているんだぞ?」
デグラ:「まだわからん。…彼らを説得する方法があるかもしれん。ドクター・フロックスに協力して欲しい。」

球体創造者は爬虫ズィンディ船に来ている。『評議会は同胞を裏切ろうとしているわ。』
ドラム:「アーチャーは何もできはせん。」
『疑念をかき立てることには成功したわ。今や水棲族まで、彼の言葉に耳を傾けてる。評議会に入れるべきではなかったのよ。』
「…止められなかった。」
『そのせいで、兵器の発射が中止されかねない事態よ。』
「あの兵器は必ず発射させる。」
『それには、ズィンディ 3種族の合意が必要だわ。』
爬虫ズィンディ大尉:「球体を造ったのが守護者ではないと証明できれば。」
『まさかお前も、疑っているの。』
ドラム:「俺の部下は、評議会を説得する道がないか探っているだけだ。」
『説得はもはや実現不可能だわ。…昆虫族と行動を起こすのよ。兵器を奪うのです。』
「厳重に警備されてる。両陣営にかなりの死傷者が出るだろう。内戦になる危険もある。」
『一時的分裂は避けられないわ。…でも最後には、爬虫類族が強大な統一後の…ズィンディ帝国を支配する。…爬虫類族による統治を保証しましょう? もし人類を、死滅させれば。』
「ああわかった。」
球体創造者は消えた。
部下の後ろに立つドラム。「今度守護者を疑うようなことがあれば…皮を引き剥がし、船首に飾ってやるからな。」

エンタープライズ。
ポッドにいた球体創造者の写真が映っている。
デグラ:「よし。これなら、大いに役立つ。」
フロックス:「すぐに送らせましょう。いやしかし、初めての作業でした。」
「水棲族が開発した技術だ。彼らは基本的に、言葉より視覚情報を信じる。」
医療室に入るタッカー。「何か用か。」
フロックス:「この異星人の乗っていたポッドは?」
「貨物室にある。」
「少々、改造する必要がありましてねえ。」
デグラ:「船長が君に、協力を頼めと。」
タッカー:「…光栄だね。」
廊下に出るデグラ。「君なら間違いないと、船長が言っていた。同感だ。」
タッカー:「『機嫌』を取るのはやめてくれ。」
「生涯和解はありえないようだな。」
「当然だろ。」
デグラはタッカーの腕をつかんだ。「妹さんを生き返らせることはできない! ほかの 700万人もだ。だが命懸けで家族の命をも危険にさらして、私は爬虫類族を殺したんだ! 全て 2つの星を、救うためにな。」
タッカー:「…こっちだ。」

縦に走るエネルギーの流れ。そのそばで、環境服を着たクルーが移動している。
スキャナーを使うリード。「非常に強力なエネルギーサインです。」
トゥポル:「メモリーコアは近いわ。15メートル先よ。」

シャトルポッド内でモニターを見ながら、トゥポルの声を聞いているメイウェザー。

3人の先に、丸い装置が見えた。
リード:「まるで無防備ですねえ。」
その時、壁の一部が六角形に開いた。腕をもった機械が稼働し始める。

メイウェザー:「何らかの動きを感知。」
リード:『特定できるか?』
「干渉が多すぎます。位置はわかりませんが、近くです。」

リード:「作業を急ぎましょう。」


※20: Xindi-Humanoid
(タッカー・スモールウッド Tucker Smallwood) 前話 "E2" に引き続き登場。声:竹田雅則

※21: Xindus
吹き替えでは「この星」。爆発したズィンディの母星を意味しているので、これでは誤りです

作戦室でドアチャイムに応えるアーチャー。「入れ。」
デグラ:「作業は完了した。タッカー少佐だが…非常に協力的だった。…私との作業は恐らく、不愉快だろうにな。」
アーチャーは呼び止めた。「デグラ。…400年後の未来には、エンタープライズに……ズィンディのクルーがいた。…人間とズィンディが、惑星連邦で共に働いていた。…その未来のために闘おう。」

惑星。
デグラについて歩くアーチャー。「メモを回した。」
サトウ:「は?」
「教室で、メモを回して校長室に呼ばれた。ケイティ※22宛てだ。彼女をパーティに誘おうとしてな。」
「返事は?」
「それが、最初ダメで校長室の後では…」
「女は、ワルが好きですからね?」

評議会場で話すジャナー。「討議を尽くした結果、君の言う新しい証拠について聞くことにした。」
人間ズィンディ:「始めろ。」
アーチャー:「君らの守護者は、球体を造った異星人と…同一種族だ。」
ドラム:「それを裏づけるデータをまた、捏造してきたか?」
「数週間前異星人と出会った。彼は、超次元変動と思われる場所を漂流していた。小型ポッドに乗っていたが、ポッドは球体の外壁の合金と同じ素材からできている。…彼も球体の創造者だ。」
アマンソー:「――。」
翻訳するサトウ。「『既に聞いた情報です。』」
アーチャー:「全てじゃない。」 コミュニケーターを取り出す。「転送しろ。」
評議会場の中央に、ポッドの内部構造が転送された。立ち上がるズィンディたち。
ジャナー:「しかし、記録では…異星人は、この次元に来て身体が崩壊したんじゃなかったのか?」
アーチャー:「そうだ。」
デグラ:「いま見ているのは、バイオメトリック・ホログラム※23。我々が医者の養成に使うテクノロジーだ。…エンタープライズの医療主任が収集した医療データから構成したものだ。」 中には球体創造者の姿が再現されている。
昆虫ズィンディ:「――。」
サトウ:「『この幻影の元になったデータが、偽造でないとなぜわかる。』」
デグラ:「地球人には、こんな詳細なデータを偽造する技術はない。」
アーチャー:「どうだ。これは守護者の仲間か?」
ジャナー:「外見の類似性は、否めないな。」
アマンソー:「――。」
サトウ:「『これは守護者です。』」
昆虫ズィンディ:「――。」
「『こんな幻影にだまされはしない。評議会の尊厳を取り戻せ。この部屋から、人間を追い出せ。』」
ドラム:「…話の続きを、聞かせてもらおう。」
デグラは人間ズィンディと顔を見合わせた。
ジャナー:「賛成だ。」
アマンソー:「――。」
サトウ:「『我々もです。』」
ジャナー:「それでは、続けてくれ。」

球体のメモリーコアから、カバーが取り外される。
リード:「リードよりシャトルへ。動きは。」
メイウェザー:『ありません。何だかわかりませんが、止まったままです。』
作業を続けるトゥポル。

図を見ていたメイウェザー。「動き出した! そっちへ向かってます、すごい速さだ。」

ホーキンス:「何も見えないぞ。」
リード:「どこだ! 位置を教えろ!」

メイウェザー:「左手上部から降りてきてます。」

リード:「…確かか?」
メイウェザー:『間違いない。距離 70メートルです。50メートル。…30。』

メイウェザー:「15メートル!」

ホーキンス:「あれだ!」
ロボットアームに向かって発砲するリードとホーキンス。効果はない。
ホーキンスが身体ごと挟まれた。
リード:「ホーキンス!」
腕の部分を狙うリード。苦しむホーキンス。
アームの手元からビームが発射され、ホーキンスは消滅した。
リード:「早く、逃げて!」
その場を離れるトゥポル。リードも撃ちながら続く。
すぐ近くにロボットアームが迫ってきた。横からビームが注がれる。
アームは吹き飛んだ。そばにシャトルポッドが近づいてきていた。

メイウェザー:「あと 5本接近中! 急いで!」

エンタープライズ。
修理が続く機関室。
タッカー:「コンバーターの故障個所がまだ不明で、どっかでエネルギーが漏れてます。100%にはほど遠い。」
デグラが入った。「進展があったぞ。」
アーチャー:「ご苦労。」 離れる MACO。
人間ズィンディ:「必要な 3票が集まった。」
デグラ:「爬虫類族が、兵器発射の延期に賛成したのだ。……彼らはまだ、確信をもつまでには至っていない。しかしこれは非常に重要な一歩だ。…君が言っていた未来は、恐らくここから始まるのだろう。」
手を差し出すデグラと、握手するアーチャー。
タッカー:「そうだ。…もらったポータブル・パワーセル※24だが、同調させるのに手間取ってるんだ。よければ…ちょっと残って手伝ってくれないか。」
デグラ:「…いいとも。」
アーチャー:「作戦室にいる。」 人間ズィンディと共に出ていった。
タッカー:「その…あんたにいろいろ言ったが、一つ教えとくよ。……あんたの勇気は認める。」
「私が君の立場なら、やはり憎むよ。」
うなずくタッカー。
デグラ:「仕事にかかろう。」
タッカー:「…こっちだ。」

惑星。
部屋で独り、エンタープライズの機関データを見ていたデグラ。ドアチャイムに応える。「…入れ。……意外な客だな。」
ドラム:「いくつか話し合いたいことがある。」 ドアを閉めた。「…前からここは気に入らん。」 外を見るドラム。
「心安らぐ場所だと思うが?」
「これでは落ち着かん。爬虫類族は地面の近くを好む。…それに悪臭がする。」
「悪臭?」
「落伍者のな。」 鳥類ズィンディの骨。「生き残れなかった種族のだ。」
「…君が、発射延期を決断するとは驚いたよ。」
「それが理にかなっているようだ。」
「ほかの評議員も後に続いてくれるといいが。」
「いずれそうなる。ズィンディ全員が統一を望んでいることは間違いないからなあ。…血の叫びだ。」
「同感だな?」
コンピューターを見るドラム。「…地球船か。」
デグラ:「エンジンの修理を手伝っている。」
「すっかり連中の仲間だな。なのにズィンディの同胞たちには同情すらしなかったとは。」
「何のことだ。」
「行方不明の偵察機の、センサーエンコーダーを回収した。球体の遮蔽バリアー内にあったよ。…大破する前の最後のスキャンを引き出したところ…彼らを撃墜したのは、お前の船だ。」
「何の話かわからんな。」
「証拠に議論の余地はない。お前の船が発砲している、映像もある。…自分のしたことをごまかすな。」
「ほかに道はなかった!」
「これもほかに道はない。」
ドラムはデグラの身体を引き寄せた。声を上げるデグラ。
ナイフが突き刺さっている。
ドラム:「これで、お前も…二度とズィンディの同胞を裏切ることはできまい。」 さらに強く刺す。
口から血を流すデグラ。
ドラム:「人間どもを絶滅させて…爬虫類族が評議会を支配したその時には、お前の妻と子供たちをこの手で探し出して…」 ナイフを引き抜き、血のついた刃を見せた。「同じ目に遭わせてやる。…裏切り者の家族は皆殺しにするのだ。…俺のこの刃(やいば)でな。」
デグラは絶命した。


※22: 原語ではケイティ・ベントリー (Katy Bentley)

※23: biometric hologram

※24: ENT "The Forgotten" より

水槽に餌を振り入れたフロックス。「眠れませんか。」
タッカー:「変だろ? やっと希望が見えてきて眠れると思ったのにな。」
「フフン。」
「食堂は一部開いてる。軽く食うか。」
「いいですねえ。」
「…聞いたろうが、船長がやったよ。兵器の発射は延期された。」 医療室から廊下に出るタッカー。
「その割には、さえない声ですね?」
「…地球への攻撃以来俺の頭は、敵討ちのことで一杯だった。」
「なのに、彼らと協力してる。」
「肩すかし食らって…何か、すっかり拍子抜けだ。」
「フフン、じき慣れますよ?」
「…俺の目のせいかなあ、痩せたか?」
「ハハー! やっと気づいてもらえた。」
「俺だけじゃないぞ。ホシも先週、そう言ってた。」
「努力が実を結んでくれて、喜ばしいですねえ。」
「秘訣は。」
「ネクシアン・サナダムシ※25です。腸に取り付けると、これが栄養吸収してくれて…」 食堂に入るフロックス。
「おい、待てまて。…じゃ寄生虫飼ってるのか?」
「無害ですよ? 異物感もありません。」
「どうやって取り出す。」 皿を取るタッカー。
「Vプローブを挿入するんですが…」
「よせよせよせ。聞きたくない。」
「簡単な処置です。」
「そうだろうけどさ。食欲なくなっちまうよ。」
フロックスは笑った。

ポートスが呼び出しに反応した。裸で寝ていたアーチャーは起きあがり、自室のコンソールに触れる。
映し出された人間ズィンディ。『デグラが死んだ。…一時間ほど前に発見された。刺されて、殺された。』
アーチャー:「……犯人は。」
『爬虫類族が評議会に緊急招集をかけた。彼らが突然態度を変えたのは不意打ちを狙ってのことだったのだ。…何かを企んでる、それは確かだ。君の船も危ない。』
「…続報を頼む。」
うなずき、通信を終える人間ズィンディ。
アーチャー:「アーチャーよりブリッジ。」
サトウ:『ブリッジです。』
「…戦術警報だ。」

シャトルポッドの構造図を見るメイウェザー。「きっと、遮蔽バリアーを通ったときです。コイルアセンブリがやられてる。」
トゥポル:「減速よ。2分の1 インパルスに。」
荷物を扱っていたリードは、手を滑らせて声を上げた。
トゥポル:「大尉!」
リード:「大丈夫。…平気です。…いやあ、平気じゃいけない! …我々は仲間を失うことに、慣れきっています! …23名が死んだ。…どんな任務でも、死傷者の許容範囲は総員の 20%だ。…軍隊の原則に照らしても、限界を超えているんです!」
トゥポルはリードの前に座った。「ヴァルカンの格言です。…多数の要求は、少数の要求よりも重い※26。…ホーキンス伍長はわかっていました。」
リード:「だからといって死んでいいわけはない。」
「ですが、名誉ある死でした。」

ジャナーは叫んだ。「では認めるのか!」
ドラム:「ああ殺してやった。裏切り者だ。」
人間ズィンディ:「この評議会の一員だったのだぞ!」
「デグラは俺の部下の船を撃墜した。…クルーが 22名死んだ。早くやらなかったのが悔やまれるわ。」
「これからもっと悔やむことになるだろうなあ。」
ジャナー:「なぜ会議を招集した!」
ドラム:「…決断を下してもらおう。…あの兵器は我々が掌握した。…これから発射する。」
人間ズィンディ:「裏切り者はデグラでなくお前だ!」
昆虫ズィンディ:「(これも全ズィンディのためだ)」
ドラム:「我々につかないなら、お前たちも敵だ。」
ジャナー:「決断も何も、最後通牒だ!」
「好きに呼ぶがいい。」
アマンソー:「(脅しには屈しない)」
人間ズィンディ:「ヒト族もそうだ。」
ジャナー:「誰もだ!」
ドラム:「ならば評議会を脱退するまでだ。」
「全てを無にする気か! 数十年続いた同盟だぞ!」
「無駄に長くなりすぎた。なれ合いの自己満足だ。」
人間ズィンディ:「あの兵器は 3種族のコードがそろわねば発射できない。2つしかないんだろ?」
「我々が手を打っていないとでも思うのか。」

機関室のタッカー。「なだめすかせば 3 ポイント 4 は出ても、リレーがいくつか焼き切れてる。戦える状態じゃありません。」 廊下に出る。
アーチャー:「前もそれで戦った。」
「…ほんとに来ますかね。」
「襲ってくる。」
「…不思議なんですがデグラが気の毒で。24時間前なら祝杯だ。」
「…一日で事態は変わる。」
サトウの通信が入った。『ブリッジよりアーチャー船長。』
アーチャー:「アーチャーだ。」
『昆虫族船が、5隻地表へ降りていきます。』

惑星の岩場が、大きな音を立て始めた。表面が 4つに割れる。 中から球状兵器が出現し、上昇していく。その前を飛行する昆虫ズィンディ船。

ブリッジに戻るアーチャー。「報告を。」
サトウ:「地下から例の兵器が発射されました。昆虫族船が護衛しています。」
「…追跡コースだ。」 操作する操舵士官※27
「呼びかけです。」
人間ズィンディ:『爬虫類族と昆虫族は兵器を奪い発射した。』

デグラの船に流れるアーチャーの声。『追跡中だ。』
人間ズィンディ:「全艦船に兵器の撃墜を命じてある。」
『我々も続く。』

シャトルポッド。
コンピューターに文字が羅列されている。
リード:「使えるデータがありそうですか。」
トゥポル:「必ずあります。」
メイウェザー:「多くの船が星を離れていきます。エンタープライズも含めて。…武器の発砲を感知。」

火花が飛ぶブリッジ。
保安部員に命じるアーチャー。「離されるな、撃ち続けろ!」
サトウ:「シャトルからです!」
「…待機しろと言え、後で迎えに戻る。」
ズィンディ兵器近くの爬虫ズィンディ船と昆虫ズィンディ船、それに対して攻撃する他のズィンディ船とエンタープライズ。双方の激しい攻撃が続く。
アーチャー:「デグラの船に、チャンネルオープン。…兵器に接近した。」

人間ズィンディ:「よーし、メインジェネレーターを集中攻撃しろ。後部スラスター※28の 6メートル下だ。」

うなずくアーチャー。保安部員が操作する。
フェイズ砲を発射するエンタープライズ。

ドラムも揺れに耐える。「ほかの船はいい、エンタープライズを狙え!」
攻撃されるエンタープライズは、ナセルから火を吹いた。
ドラム:「あの女をさらえ。」

爆発が続くエンタープライズのブリッジ。
その時、サトウが転送されていった。
アーチャー:「ホシー!」

爬虫ズィンディ大尉:「敵は航行不能!」
ドラム:「さらったか。」
爬虫ズィンディ:「はい。」
爬虫ズィンディ大尉:「ジェネレーター、最大パワーです。」
ドラム:「渦の中へ入るぞ。」
爬虫ズィンディ船、兵器、昆虫ズィンディ船の順に、亜空間の渦へと消えた。

報告する操舵士官。「消えました。」
アーチャーは通信コンソールのそばで立ち尽くす。


※25: Nexian tapeworm

※26: 映画 ST2 "The Wrath of Khan" 「カーンの逆襲」でのスポックのセリフ

※27: 操舵クルー Helm Crewman
(Eric Lemler)

※28: 吹き替えでは「船尾スラスター」となっていますが、兵器は船ではないので…

・感想
第3シーズンも今回を含めて 3話を残すところとなり、かなり連続性の強いストーリーとなりました。怒濤の…とは言い過ぎでしょうが、ともあれ息つかせぬ展開です。「船団 VS 船団」という意味では DS9 以来の、派手な戦闘シーンも見所の一つでしょうね。デグラにはもう少し長くいてほしかったような気もしますが、まあ想定内でしょうか。
「ズィンディ兵器を動かすには 3種族の合意が必要」という下りについては、発射=打ち上げなのか起動のことなのか、原語でもいまいち区別されてません。あっさり発射自体はしちゃってるわけで…。各キャラクターがあっちゃこっちゃ行っていて流れ作業みたいになっているのも含め、この辺のツメの甘さは感じますね。


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