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HOSHI.SA.TO ENTERPRISE

── 最後のフロンティアは新たな始まりを迎える ──

総合情報 レギュラー エピソード
ENTERPRISE エピソード紹介 過去エピソード/第3シーズン (2)

ご注意
以下の内容には、本国での「エンタープライズ」エピソードに関するネタバレ・噂・未確認情報を含んでいます。全て放送前の情報を基にしたものなので、内容は必ずしも保証できません。各エピソードの解説情報は、下に行くほど古いものになります。

先の放送内容を知りたくない場合は絶対にご覧にならないことをおすすめします。
第56話 "Rajiin" 直訳題「ラジーン」
画像・映像

画像 [STARTREK.COM]

撮影風景 [canada.com]

画像 [STARTREK.com]

予告編 [STARTREK.com]

画像 [SECTION31.COM]

画像 [The Daily Trekker]





































旧題 "Enemy Advances", "Raijin"
放送日 2003年10月1日

監督 Mike Vejar

脚本 Brent V. Friedman

ゲスト
Rajiin (Nikita Ager)
Xindi 爬虫類 (スコット・マクドナルド) "The Xindi" 以来の登場
Xindi ヒューマノイド (Degra?) (ランディ・オグルスビー) "The Xindi" 以来の登場
Xindi ヒューマノイド (Tucker Smallwood) "The Xindi" 以来の登場
Xindi ナマケモノ (リック・ワーシー) "The Xindi" 以来の登場
B'Rat Ud (デル・ユーント DS9 "Sons of Mogh" 「モーグの息子たち」の Tilikia 役)
異星人商人 (B.K. Kennelly)
Zjod (Steve Larson)

[09/25] ・アーチャーによって異星人市場から救出された、魅惑的な奴隷少女は Rajiin という。彼女は官能的で、催眠させる精神力をクルーに利用し、地球人のデータを Xindi の雇い主のために盗む。だが彼女の企みが明るみとなり、アーチャーは拘束室に入れる。そのため爬虫類 Xindi が船を急襲することになり、武器の攻撃が始まる。彼女を釈放させるために。
・一方、タッカーとトゥポルはデルフィック広域で起こる奇妙な物理現象によって、これ以上船が破壊させるのを防ぐため、危険な実験を始める。

[09/07] 早く Xindi と、Trellium-D (広域の空間異常に対抗するため) の情報を手に入れたがっているエンタープライズは、異星人の星を訪れる。アーチャー一同は結果として、Rajiin という逃げ出してきた異星人の売買対象の奴隷少女を救出する。彼女は Xindi についてはほとんど何も知らないというが、アーチャーに惹かれる。
・Trellium-D を合成するのは危険だが、最悪の問題があった。Rajiin は誘惑的に催眠をかけ、相手をスキャンし、彼女の行動についての記憶を消去できるのだ。Xindi のために働くスパイであり、既にアーチャーとサトウをスキャンしたことが判明する。トゥポルをスキャンしようとし、このヴァルカン人は格闘して打ち負かされる。タッカーは Rajiin を見つけ、何とか頭を殴られるのを避ける。必死に Rajiin は Xindi の雇い主たちに連絡を取り、船から転送脱出しようとする。アーチャーと保安部は彼女を止め、拘束室に入れる。
・フロックスはアーチャーが Rajiin を尋問している間、意識を失ったトゥポルを治療する。Rajiin は Xindi 爬虫類を手伝うよう強制されており、アーチャーを傷つける気はないと話す。そして、2隻の Xindi 爬虫類船がエンタープライズを攻撃してきた。エンタープライズの砲撃を避けながらポッドを発射し、船に乗り込もうとする。彼らは Rajiin がスキャンして集めた生物測定データのために、彼女を必要としていた。このデータは新たな Xindi の兵器を造る際に役立つだろう。
・重装備の Xindi 爬虫類と Xindi 虫型生命体がエンタープライズに乗り込む。武器と防護によってエンタープライズの兵士 (MACO?) より優位であり、彼らは Rajiin を手に入れて立ち去った。Xindi 船は突然空間に現れた亜空間の門を通って逃げる。
・エンタープライズに何も残されていないわけではない。一人の Xindi 爬虫類が傷つき自殺したが、彼の身体と武器は、地球を救う任務に就くクルーを助ける情報を提供してくれるだろう。
・Rajiin の盗んだ情報は、Xindi 用の対地球人兵器を造る際に利用されるだろう。彼女は仲間 (Xindi 評議会?) に地球人が皆悪人ではないと話そうとするが、聞き入れられない。

[08/21] アーチャー船長が謎めいた船客を乗せ、NX-01 は Xindi との対決へと向かうことになる。その客は Rijin という美しい奴隷だ。

[08/17] ・汚れてはいるが華やかな異星人市場が、主要な場所となる。海の世界に浮かぶ人工島だ。美しい異星人女性が登場し、NX-01 と Xindi の間に巻き込まれる。この 2つの敵同士は対決する。
・Nikita Ager はタイトルのキャラクター (ラジーンと発音) を演じ、異星人市場で取引される奴隷である。アーチャー船長やクルーと共に逃げ出すが、非常に危険な秘密をいくつか隠していた。この魅惑的な金髪の女性は、様々なテレビ番組や映画で数多くの役を演じている。その中には放送予定の "Mermaids" という TV映画での主演もあり、この人魚という神話的な生物の一人を演じる。
・脚本の Brent V. Friedman は、新たに顧問製作者として加わったスタッフである。"Mermaids" にも原案クレジットとして関わっており、The Twilight Zone、ダーク・スカイなどの同ジャンル映画で脚本・製作を担当している。
・このエピソードにはシーズン冒頭の "The Xindi" で導入された、非道な「Xindi 評議会」が再登場し、 5、6シーンに及ぶ。同じ俳優が同じメーキャップで出演しており、スコット・マクドナルド (Xindi 爬虫類)、ランディ・オグルスビーと Tucker Smallwood (Xindi ヒューマノイド)、リック・ワーシー (Xindi ナマケモノ) が含まれる。以前同様、Xindi 虫型生命体と Xindi 水棲生物はデジタル創作される。
・しかし、今回は更に大量の Xindi 爬虫類を目にすることになる。6人ほどのスタントマンが凝った装具を着用し、地球人のキャラクターと直接衝突する多くのアクションシーンで登場する。同じくらいの人数になる別のスタントマンは、このシーン用に MACO の制服を着た。加えて、2人の女性スタントが Rajiin とトゥポルとの取っ組み合いで利用された。
・だがこの製作のハイライトは異星人市場であり、商店や露店が並ぶ怪しげな波止場に似せて建てられた。みすぼらしい異星人の群衆が、風変わりな食べ物から、奇妙な武器やスペア部品まで商品を取引する。取引される「商品」には一連の愛人や、魅惑的な奴隷の女性がおり、Rajiin も関係している。セットは脇道など他の部分も含んでおり、浮いている都市に似せるように建てられた。はしけ、台、船の寄せ集めで組み立てられている雰囲気だ。製作後に、映像効果班がこの場所の広い外見を創作し、海の世界に浮かぶ人工島であるとわかるようになっている。
・市場のセットは、様々なメーキャップの段階 (「完全異星人」、「中間異星人」、「軽量異星人」) に分かれた、数十人のエキストラであふれた。カメラの前に立つ位置によって決められている。製作後に音響部が、この混沌とした場所に多くの音響効果を付け加える。気味が悪い動物の騒音や、この世のものと思えない群衆環境といったものだ。
・アーチャー船長の部下は、B'Rat Ud を探して水上都市を訪れる。そこに住んでいる薬剤師で、エンタープライズをいくつかのデルフィック広域での被害から守る物質を合成してくれる。B'Rat Ud はデル・ユーントが演じる。彼のキャラクターは「薬剤師の店」に住んでおり、また別のセットが使われる。
・船のセットでは、拘束室が再び使われ、垂直アクセスチューブも同様だ。臨時の「化学ラボ」も建設され、タッカーとトゥポルが必要な物質を合成しようとする。建設済みのセットでは多くの廊下、クルー私室、医療室、機関部、船長用食堂、もちろんブリッジも使用される。主要撮影は 7日間の予定で、8月5日に終了した。だがこのエピソードは大がかりなため、次のエピソード製作が始まっていたにもかかわらず、すぐに第二班の撮影が 8日に行われた。次週には第二班が更に半日を費やし、いつも同様さらに映像効果や編集班が必要とされると思われる。

[08/17] ・Rajiin はスパイで、タッカーの頭を後ろから花瓶で殴るシーンがある。演じる Nikita Ager は透明に近いパジャマを着て、紫のコンタクトレンズをつける。Rajiin はトゥポルとエンタープライズの部屋で取っ組み合う。

[07/22] ・アーチャー、リード、タッカーは新たな敵 Xindi の情報を求めて、ある異星人の市場を訪れる。Xindi の探索が宇宙現象によって遅れていたからだ。"The Xindi" で訪れたコロニーで採掘される物質、trellium も探している。
・市場はたくさんの奇妙で不思議な生物であふれている。ある異星人は言葉の代わりに泡で話し、それぞれの出てくる泡から異なった音が発せられる。別の巨大な異星人は見た目は堂々としているが、おとなしく女らしい声で話す女性だ。上陸班は身体の一部が窓にかかっている店を通り過ぎる。
・アーチャー、タッカー、リードは商人と会うために向かっている。名前は B'Rat Ud といい、頭と長い腕をつけた白いもやのような姿をしている。アーチャーは trellium を合成する方法を要求するが、B'Rat は出会ってからずっと拒否し続けている。船長が情報を出すようにこの異星人商人に食い下がると、やっとで B'rat は別の商人のことに触れた。Xindi と取引している Zjod であり、異星人もやを見張らせるために乗り気でないタッカーを残した。
・Zjod は風変わりな異星人売春宿の店主であることがわかる。彼はアーチャーとリードに女性を見せ、選ぶように言う。アーチャーは静かに話題を Xindi のことに変え、Zjod は船長に Xindi の情報をいくつか提供してくれる、護衛をつけることを約束する。この会話中、Rajiin という女性が何度もアーチャーと目を合わせ、助けを求めているようだ。
・アーチャーが去ろうとした時、Rajiin が売春宿を逃げ出し、この宇宙艦隊船長へ真っ直ぐ向かってきた。だが彼女はそんなに簡単に逃走はできず、怒った Zjod がアーチャーに近づき、今にもケンカを始めようとする。

[07/22] ・アーチャーたち上陸班は、広域内の異星人市場で情報を捜索する。"B'Rat" という化学者を捜し、アーチャー、タッカー、リードはその場所で奇妙な住民たちと遭遇する。ある者にいたってはオレンジ色の肌をしており、解読不能な音声言語のタイプを用いて話す。口から膨らむ泡を通して音が伝えられる。
・取引に加えて、B'Rat はエンタープライズのクルーに対して、Xindi の情報をもつ別の人物について触れる。"ZJOD" という名の異星人商人で、船長に有用な情報は全く提供せず風変わりな女性を売りつけようとする。その売春婦の中に "Rajiin" という女性がおり、ZJOD の元を逃げ出す。アーチャーは同情して彼女に避難所を提供する。
視聴率

視聴率 2.7%/占拠率 4%

レビュー

The Trek Nation The Great Link [3/5]

Section 31 [D+]

Trek5.com [4/5]

Television Without Pity

TrekWeb

TrekPulse [3/5]

Xenoclone

Monkee [8.5/10]

Babylon 5.1 column [2]

第57話 "Impulse" 直訳題「衝動」
画像

画像 [STARTREK.COM]

予告編 [UPN.com]

画像 [STARTREK.com]

画像 [The Daily Trekker]





















放送日 2003年10月8日

監督 David Livingston

原案 Jonathan Fernandez & Terry Matalas
脚色 Jonathan Fernandez

ゲスト
ホーキンス (Sean McGowan) "Anomaly" 以来の登場

[10/04] ・エンタープライズは混沌とし――異常であふれた――小惑星帯に囚われた、ヴァルカン船から救難信号を受信する。トゥポルは昔乗船していた船から来ている救難信号だとわかる。9ヶ月前に船は広域近くを探査していて、引き込まれたのだ。
・見つかった船はひどく破壊されていたが、生命反応は探知された。トゥポルとアーチャーたち乗船班はシャトルポッドで船に向かったが、そこでは狂ったヴァルカン人に囚われただけだった。さらに悪いことに、彼らを冒している狂気がトゥポルも襲い始める。エンタープライズと接触できず、乗船班は戦って隠れることを強いられる。
・一方、2隻目のシャトルポッドが小惑星の破片を回収しようとする。Trellium-D を含んでおり、広域の影響から防御するために使われる物質だ。だがポッドは損傷する。修理が終わるまで乗船班の支援はできない。
・だんだんとひどくなるトゥポルを助けながら、乗船班は補助司令室に着きエンタープライズと連絡できた。ドクター・フロックスは送信されたデータに対し、Trellium-D がヴァルカン人に神経ダメージを引き起こす (地球人に対する鉛のように) という情報を送る。トゥポルは医療処置を行うため一時間以内に戻さねばならず、船にいる狂ったヴァルカン人は助けることはできない。
・一か八か、アーチャーは更に重くなり被害妄想に囚われたトゥポルを説き伏せ、ヴァルカン船のパワーグリッドをオーバーロードさせる。その結果として起こる破壊によって、脱出しやすくなることを願っていた。船が崩れ始め、狂ったクルーが追ってくる中、逃げ続ける。何とか修理を終えたばかりのシャトルポッドの助けによって脱出できた。
・エンタープライズ内に戻り、トゥポルは回復する。密かにアーチャーは、タッカーに回収した Trellium-D は捨てなければならないと話す。

[10/02] アーチャーたちは小惑星帯で漂流している、損傷したヴァルカン船に乗船する。そこに残っていたクルーが、凶暴でゾンビのような生物に変化したことを発見する。トゥポルもこの変化に屈し始め、クルーは彼女を永遠に失ってしまう前に、活路を見いださなければならない。仲間の危機に気づかないまま、メイウェザーとタッカーはシャトルに乗り、船を防御するための保護鉱石を最大の小惑星から掘り出そうとする。

[08/23] エンタープライズは、デルフィック広域に取り残されたヴァルカン船からの救難信号に応える。アーチャーたち乗船班は、ゾンビのような正気を失ったヴァルカン人に攻撃される。

[08/23] ・前シーズンのフィナーレ "The Expanse" で触れられた、デルフィック広域のヴァルカン人に対する影響が描かれる。
・NX-01 は、デルフィック広域内の小惑星帯に取り残されたヴァルカン船から、救難信号を受信する。アーチャーたちチームはひどく損傷した船に乗船し、ヴァルカン人の集団と衝突する。彼らは暴力的になって正気を失っており、肉体的に変化していた。それは歩く死体という表現が最適なものだ。
・7人のスタント要員が数人のエキストラと共に、模様の入ったヴァルカン制服を着用した (トゥポルが以前の 2シーズンで着ていた物と似ているが、汚れて破れている)。非常に恐ろしい外見になっている…やつれた頬骨、くぼんだ目、青ざめた肌、外傷。ブレイロック自身は、様々な段階の「ゾンビ」メーキャップを行った。彼女のキャラクターが、徐々に同じ影響を受けるためだ。
・このエピソードでは撮影の大半が、破壊されたヴァルカン船を表す、揺れるセット内で行われた。ほとんどは廊下だが、医療室、補助制御室、連絡通路も使われた。殺人を行うヴァルカン人とクルー間に起こる、大量のアクションシーンが全ての場所で必要となる。これら全てのセットは、大きな破損を示すように施された。散らばる金属破片、壊れたコンジット、もつれた回路などだ。中には緑の「血」が飛び散った壁もある。Marvin V. Rush 撮影監督のチームによる照明効果で、素晴らしく不気味な雰囲気が創り出された。製作後には気味の悪い音響効果類も付加される。船のきしむ音、不吉な「ドンという音」などだ。
・建設された別のセットは、タッカーとメイウェザーが trellium の埋蔵物を採掘しようとする、小惑星の地表だった。広域で生き残るために重要な物質である。さらに 5、6シーンが、シャトルポッド、転送室、医療室、ブリッジなどの建設済みのセットで撮影された。それらより新しい司令センターも使われる。
・Vince Deadrick Jr. 監修のスタントクルーには、代役たちも含まれている。多くの戦闘シーンが準備されているため、地球人キャラクターとトゥポル用のものだ。スタント要員のほかに、唯一のゲスト俳優は「ホーキンス」役の Sean McGowan がいる。"Anomaly" で初登場した MACO 兵士だ。主要な撮影は約8日半を費やした後、8月20日に終わった。以前のエピソード用に大量の重複した第二班の撮影があったため、延長されたスケジュールになっている。
・いつも通り、多くの作業が製作後の映像効果で必要となる。小惑星帯、被害を受けたヴァルカン船の外見、NX-01 を襲う空間歪曲の異様な波打ち効果などを創るためだ。
・今シーズンの新しい原案編集者、Jonathan Fernandez によって脚本化された (Andre Bormanis は原案編集総指揮に昇格)。原案構想は Fernandez と、この番組の製作協力者である Terry Matalas による。監督は TNG、DS9、VOY で製作者を務めた Livingston であり、ENT では "Regeneration" 以来で 9話目となる。
視聴率

視聴率 2.8%/占拠率 4%

レビュー

The Trek Nation

Trek5 [4/5]

Monkee's Place [8/10]

Lower Decks

The Great Link

Xenoclone

TrekWeb

Section 31

Star Trek Hypertext [3/4]















第58話 "Exile" 直訳題「追放」
画像

画像 [STARTREK.com]

予告編 [STARTREK.com]
予告編 [UPN.com]

画像 [STARTREK.com]



























放送日 2003年10月15日

監督 ロクサン・ドースン [VOY トレス]

脚本 Phyllis Strong

ゲスト
Tarquin (Maury Sterling)
通信士官 (Philip Boyd) "Extinction" 以来の登場

[10/10] 何光年も離れた場所から、強力なテレパシーをもつ異星人の Tarquin が心理的にサトウと接触する。彼はアーチャーに対して、この少尉を彼の孤立した惑星でしばらく滞在させるように求める。その代わり、Xindi に関する重要な情報を与えるという。

[10/04] ・Tarquin という名の異星人がサトウとテレパシーで接触し、惑星を訪れるように求め、Xindi の任務を手伝うことを約束する。エンタープライズは彼と会うために到着し、Tarquin はテレパシーと印象読解能力に優れた力をもっていることがわかる。彼は Xindi 兵器探査機の破片を調査して、Xindi がしていることを詳しく知るために力を使うと申し出る――もしサトウが彼と共にしばらく残ることに同意すれば。いくらか考えた後、アーチャーとサトウは渋々これに同意する。
・サトウを残し、エンタープライズは別の球体 (広域の歪みを引き起こしているらしい) の捜索へ向かう。遮蔽された球体を見つけるが、異常が強すぎてエンタープライズが切り抜けることができない。そこでタッカーは一隻のシャトルポッドを Trellium-D で防御し、アーチャーとメイウェザーが遮蔽フィールドを抜けて着陸する。トゥポルが広域の球体と異常の星図を作れるように、測量を行う。トゥポルは球体にはもっと大きな目的があり、異常は単なる活動の副産物に過ぎないと考える。
・一方、サトウは Tarquin がテレパシーがほとんどない惑星から来たことを知る。追放を強いられ、彼はテレパシー増幅機を使って仲間となる人物を求め宇宙を探していた。サトウに残りの人生ずっと一緒にいるように頼む。
・エンタープライズが戻ると、Tarquin は恐るべき力を使って、サトウを無理矢理残らせようとしていた。だが彼女は増幅機を取り上げ、破壊すると脅す。Tarquin は態度を和らげ、アーチャーに Xindi が新兵器のテストをこれから一ヶ月以内に準備し、指示している科学者が計画に疑いをもち始めていると話す。しかしながら、Tarquin は Xindi の場所を特定できなかった。サトウと Tarquin は別れるが、彼女は受け取った本を持っていく。サトウのどこかには、残りたいという気持ちもあった。

[09/05] ・古典の「美女と野獣」型ストーリーで、サトウが恐ろしい外見の異星人と関わる。
・共同製作者 Phyllis Strong による脚本。Tarquin という強力なテレパスがサトウと接触し、Xindi を追跡する NX-01 のクルーを助けると話す。エンタープライズは惑星に独りで住んでいる Tarquin を見つけ、彼は自分の能力のせいで仲間から追放されていた。地球人たちは不審がるが、サトウはアーチャー船長に信用するよう勧める。アーチャーは疑いを捨てて Tarquin の援助を認めるが、その代償は実際かなり高くつくことがわかる。
・Tarquin を演じる Maury Sterling は、「ジャスティス」、"Behind Enemy Lines" (1996) といった映画や、「エンジェル」、「犯罪捜査官ネイビーファイル」、「CSI 科学捜査班」、"Crossing Jordan" といった TV番組に出演している。撮影の一部は彼自身として行われ、Tarquin がサトウに対してテレパシーで地球人の姿として現れるシーン。残りは精巧な装具のマスクにより、キャラクターの本当の外見を表すグロテスクな顔を着用した。
・ロクサン・ドースンは 8月20日、"Impulse" の主要撮影が終わったのと同じ日に撮影を始めた。31日に終了し、俳優とスタッフが受けるに値する、3日間の「労働者の日」休暇に間に合った。
・全部署のあらゆる人々が、今シーズンの切り詰められたスケジュールのため、増加した制作量に対応したことは大きな称賛に値する。9月10日という、早い初放送日が設定されたためだ。だが特に建設班は文字通り一日中、一連の独特で見事なセットを創るために働いた。このエピソードでは、Tarquin が住むゴシック調だが未来的な住居が建てられた。製作メモでは「異星人避難所」と言及されている。石と金属の格子窓、巨大な銅メッキのドアなどの細部に渡る建築があり、全てかなり古く見えるように塗られている。さまざまな「避難所」セットには廊下、Tarquin の部屋、居間、植物園があり、さらにその「城」の外見の一部と、周りの地面も含まれている。セット装飾家 Jim Mees は、ろうそく、変わった花、異星人の燭台などの SF/ゴシック調人工物を空間に並べた。
・もちろんこれはサトウのエピソードであるため、リンダ・パクがドラマの中心である。そのためキャストの中でも多くの時間をカメラの前で費やした。だが他の俳優も、デルフィック広域で続く苦労に対処する多くのシーンを担当した。兵器室、ブリッジ、船長の自室で奇妙な出来事が起こったりもし、その全てが製作後に光学効果と音響効果によって強調される。司令センターとシャトルポッド1 などの建設済みセットでもシーンの撮影が行われた。トゥポルの計算によってクルーが広域の秘密を明らかにしていくという、もう一つのストーリーのためである。通常通り、Dan Curry たちの映像効果班が、これら多くのストーリーのポイントに驚くべき方法で命を与える。
・ドースンが監督するのは "Bounty" 以来 6話目である。

[08/31] 強力なテレパスがサトウとコンタクトし、Xindi を見つけようとしているエンタープライズの手助けを申し出る。だが代価を求めてきた。

[08/31] サトウとゲスト異星人が関わる、「美女と野獣」型のストーリー。

視聴率

視聴率 2.3%/占拠率 4%

レビュー

The Trek Nation

SECTION31.COM [C]

TrekWeb [8.0]

Xenoclone

The Great Link

Televition Without Pity

TrekPulse [3.5/5]

Lower Decks [6.5/10]

Trek5.com [3/5]

Monkee

StarfleetCom.Net [C]











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