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エンタープライズ エピソードガイド
第50話「運命の飛行」
First Flight

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・イントロダクション
※1司令室。
トゥポル:「放射能の影響による、誤作動でしょう。」
図を拡大させるアーチャー。「ヴァルカンの科学者は、暗黒物質の存在を確認してる。」
トゥポル:「こんな高密度ではありえません。」
「そこが問題だ。暗黒物質星雲※2だとしたら、我々が最初の観察者だ。」
「…センサーを修正しても、見所はありません。」
「ヴァルカンの実験では、メトリオン分子※3で衝撃を与えて暗黒物質を刺激できたとか。」
「あれは質量が非常に小さいものでした。今回は、直径 1,000万キロ※4近くあるんです。」
「…爆弾のような物を装備できないか。それで、メトリオン分子を広範囲にばらまくんだ。」
タッカー:「それができたら壮大な眺めが見られる。」
サトウ:「失礼いたします。提督からです。」
アーチャー:「すぐ取りかかってくれ。」
タッカー:「了解。」

コンソールを起動するアーチャー。「丁度よかった、提督。センサーで面白いものを感知しました。」
フォレスト※5:『悲しい知らせだ、ジョン。…A・G が…マッキンレー登山中に…遭難して、亡くなった。…残念だ。』


※1: このエピソードは、TNG ラフォージ役のレヴァー・バートン監督です。ENT では第48話 "Cogenitor" 「第3の性」以来で 4話目となります。参考

※2: dark-matter nebula
VOY第13話 "Cathexis" 「幽体離脱」など

※3: metrion particle

※4: 「1,000キロ」と誤訳

※5: フォレスト提督 Admiral Forrest
(ヴォーン・アームストロング Vaughn Armstrong) 前話 "Regeneration" 「覚醒する恐怖」に引き続き登場。声:金尾哲夫

・本編
通常飛行中のエンタープライズ。
シャトル発着ベイにいるタッカー。「爆弾は 6発、私が装備しました。」
アーチャー:「どこまでわかる。」
「500キロ以内に、暗黒物質があればわかります。」
「ご苦労。」
「…ほんとに独りでいいんですか。」
「星雲が機体にどんな影響を及ぼすかわからないからな。」
「ならますます機関士が必要です。」
「…今回はいい。」
「…まだ信じられません。」
「……ワープ飛行で何度も危機をくぐり抜けたあいつが…こんなあっさり亡くなるとは。マッキンレーでな。」
ハッチを閉めるタッカー。操縦席につくアーチャー。
トゥポルが再び開けた。「センサーを、強化する物です。」
アーチャー:「助かる。」
「我々で、ぜひ星雲の存在を確認しましょう。」
「…我々?」
「…これは科学的任務ですから、科学士官が同行するのは当然です。」
「今回は独りで行かせてくれ。」
「…単独で船を離れることは、宇宙艦隊規則で禁じられています。お聞きになっていませんか? タッカー少佐が伝えているはずです。」
ハッチを閉め、席につくトゥポル。

発進するシャトルポッド。
トゥポル:「…現象の端に到達するまで、2時間46分かかります。……それまで瞑想でもしようと思いますが、お話がよければ…」
アーチャー:「好きにするといい。」
「…ご一緒にいかがです? …フォレスト提督の呼び出し以来、ご気分が不安定のようですね。」
「大丈夫だ。」
「…タッカー少佐は詳しい話をしたがらないのですが、一つだけ聞いてます。旧友が亡くなられたと。」
「艦隊の大佐、A・G・ロビンソンだ。…今回は彼の追悼なんだ。」
「宇宙艦隊の歴史には詳しいつもりですが、ロビンソン大佐という名前は初耳です。」
「ヴァルカンのデータベースに、彼の項があるはずだ。」
それ以上聞こうとしないトゥポル。
アーチャーは自ら話し出した。「NX計画※6の仲間だった。ワープ2 を超えるのが目的で、メンバーは 4人。…ガーデナー※7とデュヴァル※8、A・G と私。…みな初飛行を狙ってた。」

サンフランシスコ、宇宙艦隊司令部。
アーチャー:『私は自分が選ばれると、うぬぼれていた。』
フォレスト:「入れ。」
シャツ姿のアーチャーが入る。「遅れてすみません。テストベイから飛んできました。」
フォレスト:「休め。今日はワープリアクターを、90%まで上げたとか。」
「92 です。…准将。今日の成果を聞くために、呼ばれたんですか。…初飛行の発表はみんな知っています。この呼び出しが吉報となるのか、それとも…」
「ロビンソン少佐に決まった。」
「……A・G は、優秀です。」
「…難しい、決断だった。君は控えだ。」
「ありがとうございます。シミュレーターの時間は、誰にも負けません。A・G のために力になれることがあれば、何でも…」
「ジョン? …君の親父さんのエンジンだ。どれほど大事かわかってる。」
「一番重要なのは成功することです。…ほかに、ご用件は。」
「それだけだ、以上。」
出ていくアーチャー。

602クラブ※9
音楽が鳴らされ、グラスが出される。※10「お待たせしました。」
それをアーチャー※11の前に置くウェイトレス。
アーチャー:「ありがと、ルビー※12。」 階級章のピンは 3つ※13だ。
ルビー:「大丈夫?」
「ああ、何で。」
「こんなに飲むあなたを見たのは、キャロライン※14がニュー・ベルリン※15に移った時以来よ。…今日、准将から任務が発表されたんでしょ?」
「シャーロック・ホームズにはかなわないな。」
「…次のフライトは大丈夫よ。」
「…バズ・オルドリンが月に降り立った時の言葉を覚えてる?」
「いいえ?」
「誰も覚えてない。アームストロングが先だからな?」 アーチャーは席を離れ、カウンターで酒を飲んでいる男に近づいた。
口々に声がかけられている。「やったなあ、おめでとう。」「さすがだ。」 他の宇宙艦隊士官も一緒だ。
アーチャー:「おめでとう?」
握手する A・G・ロビンソン※16少佐。「本心か?」※17
アーチャー:「まさか。いずれ人選を誤ったと准将も気づくさ。」 笑う士官たち。「それまで、おごらせてくれ。」
「いや、俺がおごろう。…残念賞だ。」 注文するロビンソン。「2杯。」
「A・G・ロビンソン少佐に。」 他の 2人もグラスを掲げる。「みんなそれぞれがんばったが遂に、A・G が勝った…ということだ。…A・G に。」
士官:「A・G に。」
ロビンソン:「ありがとう。」
祝福の言葉をかける一同。「A・G に。」「おめでとう。」「がんばって?」
アーチャー:「…飲み過ぎるな? 7時にはシミュレーターに行くんだろ? 初飛行は 2週間後。」
ロビンソン:「…なぜお前じゃなかったのか。」
「さ、なぜかな?」
「お前はよく頑張った。…規則通りにな? 夜遅くまでシミュレーターを続けた。一日 20時間。初飛行のパイロットになるために、ほかを全て捨てた。」
「それで?」
「まだわからないか? …求められているのは、優れたパイロットじゃない。優れた船長だ。」 アーチャーの肩を叩き、離れるロビンソン。

シャトルポッド。
トゥポル:「ほんとに彼とは親友だったんですか?」
アーチャー:「そうだ。」
「話を聞いた限りでは、2人の関係は…対立しています。」
「……パイロットとして飛べるのは一人だけだった。ライバル意識をもつのは当然だ。」
「…彼の言うとおり…宇宙船の指揮には、飛行能力以上のものが求められます。」
「…そうだな?」
「船長はその後、必要な技能を身につけられたようですね。」
「誉められているのかな?」
「意見です。…それで、ロビンソン大佐の飛行は成功したんでしょうね。」
「とは言えない。…あいつは、九死に一生を得た。」

地球軌道上。
ロビンソン:『NX管制室。ワープ船としてワープ能力を試したいんですが。』
一隻の船が飛行している。
マイクをつけたアーチャー。「軌道を維持しろ。安定化プロトコル問題を解決しようとしている最中だ。」 フォレスト准将もいる。※18
ロビンソン:『今またイタリア上空を過ぎた。時間がかかるようなら、何か食い物を送ってくれよ。』
「何がいい?」

宇宙服を着たロビンソン。「602クラブのキノコ料理なんて最高だな?」

アーチャー:「ルビーにオーダーしておこう。」 管制室には数人のヴァルカン人もいた。
宇宙艦隊の管制官※19。「安定化プロトコル問題は解決しました。30秒以内に、カウントダウンを始めて下さい。」
アーチャー:「喜べ、A・G。やっと今、先に進んでいいという許可が出たぞ。」

ロビンソン:「了解。…WSP は順調。APU も OK だ。」

アーチャー:「20秒で、ワープフィールド初期設定。」

ロビンソン:「軌道を離脱。…スラスターも順調だ。」

アーチャー:「フン。」

ロビンソン:「RCS にかすかな変化を感知。」

船体図を見るアーチャー。「こっちでも感知した。…格納庫に戻るか?」

ロビンソン:「とんでもない。」

管制官:「ワープフィールド安定しました。」
アーチャー:「……NX管制室より NXアルファ※20。…いつでもワープできるぞ。」

ロビンソン:「初ワープに出かけます。」
NXアルファはワープに入り、月の横を通り抜けた。

コンソールを見るアーチャー。「ワープ1。……1 ポイント 5。」

NXアルファのコックピットからは、流れゆく星が見えている。

アーチャー:「…今感じている揺れはワープ2 だ。おめでとう! 2 ポイント 1 まで出せるか。」

ロビンソン:「少し揺れてきたぞ。安定化問題はほんとに解決したんだろうな?」

管制官:「フィールド 20%にダウン。※21
ヴァルカン人※22:「ワープフィールドが保てません。」
アーチャー:「A・G、こっちで異常な遠隔データを探知した。解決するまで、指示に従ってくれ。」
警報が響く。

同じく、NXアルファにも警報。
アーチャー:『聞こえるか。』
ロビンソン:「現在ワープ2 ポイント 1 だが、もう少し出せる。」
『駄目だ、中止しろ!』
NXアルファのフィールドが揺らいでいる。

アーチャー:「ワープ2 ポイント 15。」
フォレスト:「こちらフォレスト! エンジンを元に戻せ!」
別のコンピューターで確認するアーチャー。「2 ポイント 2。」

NXアルファは大きく揺れている。
ロビンソン:「…ワープフィールドが崩壊する!」
アーチャー:『すぐ脱出しろ!』
木星のそばで、通常空間に出てくる NXアルファ。
炎を発している。すぐに爆発した。

図上の NXアルファの反応が、消えた。※23
管制官:「データが入りません。」
アーチャー:「NX管制室より NXアルファ、どうぞ。……A・G。聞こえますか。」


※6: NX-Test Program または単に NX-Program

※7: Gardener
ENT第15話 "Shadows of P'Jem" 「恩讐を越えて」で言及された、ガードナー大佐 (Captain Gardner) と同一人物としてよいと思われます

※8: Duvall
この人物も、ENT第12話 "Silent Enemy" 「言葉なき遭遇」で言及された Duval と同一でしょうね

※9: シックスオーツー・クラブ 602 Club
ミル・バレーにあるバー。ENT第16話 "Shuttlepod One" 「引き裂かれたクルー」より

※10: フェニックス (Phoenix) の写真が後ろに飾られています

※11: ここでアーチャーが制服につけている、この時代の宇宙艦隊シンボルがはっきりわかります (前のフォレスト准将のオフィスでも旗があり、アーチャーのシャツにもワッペンがありました)。このシーンは過去ですが、後のエピソードで現在 (2153年) の宇宙艦隊も同じことがわかります。基本形は 23世紀の初代エンタープライズや、24世紀の宇宙艦隊シンボルのような「アローヘッド (矢じり)」形を、横にして伸ばしたような感じです。VOY第167話 "Friendship One" 「終焉の星」で登場したフレンドシップ1 (2067年打ち上げ) につけられた UESPA のシンボルは、未来のアローヘッドそのものでした。参考

※12: Ruby
(Brigid Brannagh) 602クラブと同じく、ENT "Shuttlepod One" より。タッカーやリードが熱を上げた女性。声:きのしたゆうこ

※13: 原語でもフォレストに呼ばれているように、Commander の意味。中佐か少佐かは、タッカーの階級と同じく意見の分かれるところです (そもそも少佐に当たる階級が存在するのかも不明)。ロビンソンも同じく 3つで、少佐と訳されています

※14: Caroline

※15: New Berlin
月にある都市。ENT第6話 "Terra Nova" 「植民星テラ・ノヴァの謎」などで言及

※16: A.G. Robinson
(キース・キャラダイン Keith Carradine ホラー映画俳優ジョン・キャラダインの息子で、「燃えよ! カンフー」主演のデヴィッド・キャラダインの異母弟 (キースは実際同ドラマで、デヴィッド演じるクワイ・チャン・ケインの幼い頃を担当しました)。その他、映画「ギャンブラー」(1971)、「ナッシュビル」(1975)、「ロサンゼルス・それぞれの愛」(1976)、テレビ・ミニシリーズ「警察署長」(1983) などに出演。娘はマーサ・プリンプトン。ミュージシャンでもあり、1976年には "I'm Easy" でアカデミー賞も受賞) 声:小川真司

※17: このシーンの背景に、「幻の」エンタープライズ (S.S. Enterprise) の絵が飾られています。多重リングのワープコアを備えた特異なデザインで、これまで映画第1作 "Star Trek: The Motion Picture" 「スター・トレック」で、エンタープライズのレクリエーションデッキに絵が飾られているだけでした

※18: この管制室のシーンには、現実の空母エンタープライズのクルーがエキストラ出演しています。「セーラー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた Kathy J. Grant、James D. Frey、Thomas P. Hunt の 3人で、昨年も第24話 "Desert Crossing" 「幻影の戦士」でありました。プレスリリース

※19: Flight Controller
(ヴィクター・ビヴァイン Victor Bevine DS9第106話 "Things Past" 「秘められた過去」の Belar、VOY第130話 "Pathfinder" 「遥か彼方からの声」の保安部員、映画第8作 "Star Trek: First Contact" 「ファースト・コンタクト」の保安部員役) 声:中田和宏

※20: NX-Alpha

※21: 吹き替えでは「20%ダウン」

※22: Vulcan
(マイケル・キャナヴァン Michael Canavan DS9第55話 "Defiant" 「奪われたディファイアント」のタマール (Tamal)、VOY第90話 "Unforgettable" 「姿なき追跡者」のカーネス (Curneth) 役) 声:小室正幸、TNG/VOY アリドール、DS9 エディングトン、ルソット、VOY バーレー、ケオティカなど

※23: このワープ速度図からすると、ワープ3 辺りまで達していることになってしまうような…

シャトルポッド。
星図を見るトゥポル。「分子密度が、増加しています。」
アーチャー:「星雲に入ったんだろ。」
「データミスの可能性も。」
「ドクターがいつも言ってるだろ? 『楽天的に。』」
「…楽天主義で物理の法則は変わりません。」
笑うアーチャー。「…トリップの爆弾を発射させてみよう。」 操作する。
2発の爆弾が打ち出された。
窓の外を見るトゥポル。
アーチャー:「3秒。」
爆発した。放出されたメトリオン分子はすぐに消える。
アーチャー:「変化は。」
首を振るトゥポル。
アーチャー:「もっと奥まで進まないと駄目だな。もし、存在するなら。」
トゥポル:「何があったんです?」
「フィールド放出※24が低すぎたのかもしれん。…我々は幻を追っているのかもしれないな?」
「ロビンソン大佐のことです。…どうなったんです。」
「…あいつは、ワープで脱出ポッドを使った最初の人間として記録には残ったが…NX試作品を一機潰し、計画全体を狂わせた。」

ロビンソンのヘルメットが外される。
近づくアーチャー。「大丈夫か。」
ロビンソン:「フラフラだ、参ったよ。脱出ポッドでワープバリアを通り抜けるのはよせ。」 ポッドがある。「宇宙艦隊博物館※25のコレクションが増えたな。」
フォレスト:「何が原因だ。」
「わかりません。ワープ2 ポイント 2 に近づくと、フィールドの安定が保てなくなったんです。」
アーチャー:「中止命令を無視した。」
「…中止命令は早すぎた。…前のテストでも不安定な時がありましたが、いつも元に戻った。」
ヴァルカン人:「これは明らかに、エンジンの設計ミスだと言えましょう。」
タッカー:「エンジンは正常でした。」 降りてくる。
振り向くアーチャー。
フォレスト:「言い足すことがあるかね? 君は。」
若いタッカー。「タッカー大尉です。ジェフリーズ大佐※26の、エンジニア班にいます。多量の反物質を入れたのは初めてですから、インターミックスがちゃんと動くまで※27時間がかかります。」
ヴァルカン人:「まさにそこが問題だ。計画の実行が早すぎたのです。」
「ヴァルカンのせいで 100年間ワープ2 を超えられなかった。早すぎないさ。」
微笑むアーチャー。
フォレスト:「大尉!」
「すみません。」 戻っていくタッカー。
アーチャー:「そうですよ。新しいエンジンですから故障が起きることもあります。」
ヴァルカン人:「…その故障のせいで船は爆発して、5,000キロにも及ぶ宇宙空間に散らばり、パイロットが死にかけた。」
ロビンソン:「未知の世界に行くには危険がつきものです。」
フォレスト:「君の立場はよくわかる。」
アーチャー:「…データを分析すれば、原因を突き止められます。…犠牲が船で済んだことを感謝すべきです。」

ビールを運ぶルビー。
タッカー:「サイルス※28だろ。」
ルビー:「サイルス?」
アーチャー:「…誰だそれ。」
タッカー:「曾祖父の、名前ですよ。」
ルビー:「残念でした?」
「チェスターか? …女の子なら、ロザリーかなあ。」
笑うルビー。
タッカー:「なあ、ヒントくれよ! …ルビーは 10歳の頃から子供の名前を考えてて…言い当てた男と結婚するそうです。」
アーチャー:「君の名前は?」
「チャールズ・タッカーです。でも、トリップと呼ばれてます。」
「トリップ?」
「父がチャールズ・タッカーで、祖父も同じ名前。僕で 3人目で、つまりトリップルで、トリップに。※29
「うん。…今日は助け船をありがとう。ヴァルカンに対抗してくれた。」 乾杯するアーチャー。「父も喜んでるだろ。」
「…どういうつもりでしょう。連中、我々を失敗させようとしてる。」
フォレスト:「ヴァルカン人を理解するのはあきらめてるよ。」
席を立つアーチャー。「准将。」
フォレスト:「楽にしろ。…いいかね?」
「どうぞ。」
座る 3人。
タッカー:「……私に、おごらせて下さい。」
フォレスト:「それぐらいはしてもらわんとな。」
「今日は申し訳ありませんでした。」
「ビールをもらおうか、タッカー。」
ルビーを呼ぶタッカー。
フォレストはネクタイを緩める。「この店に来るのは久しぶりだ。変わってないな。」
アーチャー:「…何かお話ですか。」
「…これだけ、伝えに来た。…ヴァルカン顧問評議会※30に急かされて…宇宙艦隊司令部は、NX計画を保留することに決定した。」
「…どのぐらいです。」
「無期限だ。」
ルビー:「ご注文は?」
タッカー:「…ビールを。」
アーチャー:「無期限とは?」
フォレスト:「ヴァルカンは最初に戻りたいと言ってる。新しいエンジンを開発するところまで。」
「今のエンジンがあります! ディープスペース探査が、何十年と遅れてしまいますよ?」
「宇宙艦隊がそう決めたんだ。」
タッカー:「…一言言わせて下さい。……あのエンジンは…お父さんのでしょ。…ヴァルカンの好きにさせるなんて。」

602クラブの外では雨が降っている。
やってきたロビンソンは、コートを脱いだ。「バーボン、ストレートで。」
アーチャーたちと同席する。フォレストは既にいない。
アーチャー:「もう聞いてるだろ。」
ロビンソン:「俺のキャリアを妨害する決定だよ。」 グラスを受け取る。「どうも。」
ルビー:「ラストオーダーだけど。」
「…もう一杯。」
アーチャー:「……何してた。」
「事後報告さ? 任務後の検査が終わってから、上官とヴァルカン人たちの前に引っ張り出されてた。」
タッカー:「どう報告を。」
「聞きたいか? 亜空間フィールドが、ワープ2 ポイント 2 で不安定化。操縦装置機能停止、機体の爆発へ。」
「忘れちゃいませんか?」
「何だ。」
「…操縦ミスの、可能性です。」
「その意見には興味ないな、大尉。」
アーチャー:「考えろよ。ヴァルカンはこの計画を支配するためにずっと艦隊を脅してきた。…君はヴァルカンの前で操縦ミスの可能性を否定し、連中の喜ぶ答えを与えてやったんだ!」
「嫌な話を聞かせて悪かったな。だが真実だ。」
タッカー:「エンジンは正常だった。混合バランスに時間が必要なんです。」
「それだけじゃない。」
アーチャー:「そうだな? 言うことを聞くパイロットも必要だ。…あの時君が中止していたら船は無事で、またチャンスがあったんだ。」
「今度こそ死ぬチャンスがか?」
「最初のトラブルで速度を落とすべきだった!」
「結果に大きな違いはなかった。」
「さあ、そりゃどうかな?」
「操縦してたのは俺だ!」
「船に問題はなかった!」
「問題だらけなのにお前が見ようとしない。」
「そりゃどういう意味だ。」
「お前はこの計画に問題が生じる度に、パイロットのせいか? 重力の異常、技術的な問題のせいにする。…今度こそ事実に向き合え。ほかに問題は考えられん。親父さんの、お粗末なエンジンのせいさ。」
ロビンソンを殴るアーチャー。
素早くビール瓶を取るタッカー。
ロビンソンとアーチャーは取っ組み合う。
騒ぐ客。見ていることしかできないタッカー。
殴り合い、血を流す 2人。
ルビー:「もうやめて!」
全く聞き入れないアーチャーとロビンソン。
ルビーはタッカーに言った。「何とかしてよ!」
アーチャーを押さえるタッカー。「もうやめて下さい、離れて! 落ち着いて下さいよ。」
ロビンソンも別の士官がつかまえる。
ルビー:「2人とも殴り合えば計画が前に進むとでも思ってるの?」


※24: 吹き替えでは「電界放出」

※25: Starfleet museum

※26: Captain Jefferies
初代エンタープライズをデザインした、故マット・ジェフリーズへのオマージュ。後の時代では艦内通路を「ジェフリーズ・チューブ」と呼んでおり、ST世界ではこのジェフリーズ大佐にちなんで…ということになるんでしょうね。吹き替えでは「ジェフリー主任」

※27: 原語では「インターミックスが正常になるまで」。intermix は、物質・反物質の混合のこと

※28: Cyrus

※29: 由来が判明するのは初めて。なおアーチャーとタッカーが初めて会ったということから、この時期は ENT第5話 "Unexpected" 「予期せぬ亡命者」で言及された、2143年ということになります (現在の 10年前)

※30: Vulcan Advisory Council

シャトルポッド。
トゥポル:「そこで喧嘩は終わり?」
アーチャー:「あばら骨と歯を折られてしまったからねえ。」
「それじゃわかりませんね。…どっちが勝ったか。」
ライトが明滅する。
トゥポル:「メインパワーが変動しています。」
アーチャー:「大丈夫だ。補助が始動してる。」
「…EPS グリッドに波動が見られます。」
「近づいてる証拠だ。…トリップが言ってたんだ。暗黒物質はシステムに影響を与える。彼の正しさが証明された。」
「単なる、装置の故障かもしれません。」
「違うな。発射段階のチェックでは異常なしだった。…波動の原因は別にある。」
「暗黒物質を、感知しません。」
「信念をもて、トゥポル。」
「…でもこのまま進むのは、危険だと思います。次の波動で生命維持装置が壊れたら?」
「A・G から教わったんだ。…危険を冒さなきゃ、どこにも行けない。」
「…彼を誉めているんですか?」
「…少しね。」
「歯を折られたのに?」
笑うアーチャー。「人間はおかしなことで友情が芽生える。」
トゥポル:「理解できません。」
「……A・G なら前進する。あいつがいなくて残念だよ。…ゆく価値があるのに。」
「…彼には計画を中断させた、責任があるんじゃなかったですか?」
「計画を元に戻す責任もあった。私と、トリップの手を借りてね?」

格納庫には、別の NX試作船が置かれている。
荷物をまとめているロビンソン。
アーチャー:「…もう片づけか?」
ロビンソン:「…任務は終わった。さっさと引き上げたい。そら行くぜ?」 ケースを蹴る。
怪我の跡が生々しいアーチャー。「俺はまだ行かないぞ。」
ロビンソン:「…ご自由に?」
「夕べ、君に言われたことを考えていた。…父のエンジンさ。」
「あのな、俺は酔ってた…」
「君は正しい。…私は父のエンジンが飛ぶのを夢みていたから、客観的になれなかった。」
「認めるのは勝手だがな。…今更どうでもいい。」
「そうかな。今回のフライトデータを持ってきたんだ。インターミックスについてタッカーは正しかった。だが補正はできる。」
「聞いてるだろ? 計画は無期延期になった。」
「これを宇宙艦隊に見せれば、計画を再開できるんだ!」
「…ヴァルカンはどうする。データの正しさを証明するためには、後 10年シミュレーションが必要だと言われるぞ?」
「准将が支持してくれる。」
「准将と司令部は同じだ、ありえない。」
「2人の上級パイロットが飛行可能だと主張しても? …3人で説得すれば、上の気持ちを動かせる。」 笑うアーチャー。「君は、人類で一番速く飛んだ男なんだぞ? このまま出ていくのか? もう少しでワープ3 を出そうなのに、船を埃まみれにするのか。危険を冒さなきゃ何も始まらないんだろ? 失うものはない。」
「…ヴァルカンを説得するなら、反物質計算のデータよりもっと説得力があるものを見せなきゃダメだ。」
「提案は受け入れる。」
「宇宙船を一機失ったが、まだ一機ある。」
「……離陸許可は出ないよな?」
「飛べることを証明するいい方法があるぞ。…危険を冒すことの意義は? お前はいいパイロットだ、俺と同じぐらいに。…でも慎重にやってちゃ、ディープスペースには行けない。最初のワープ5船が飛ぶ時、船長が決断を迫られる度に地球に聞くわけにもいかん。ヴァルカンを頼ることもできない。彼らを連れて行くなら別だが。」

シャトルポッドを操縦するアーチャー。「星雲に入ってから 2万キロ過ぎたところだ。…あと 2発装填しよう。」
トゥポル:「……船長のワープ飛行はきちんと記録に残っていますが、艦隊のパイロット 2人がワープ3船を盗んだという話は初耳です。」
「…司令部が宣伝したがるような話じゃないからな? ……疑ってるのか?」
「…事実は信じますが、船長がその一人だったとは…確信をもつことができません。」
「そうか。残念だなあ、作り話じゃないのに。※31
「…分子密度が倍増しました。…やってみましょう。」
また爆弾 2発を発射するシャトルポッド。
花火のようにメトリオンが広がるが、やはりそれで終わってしまう。
トゥポル:「もう、戻りましょう。」
アーチャー:「…まだ 2発ある、もう少し続けよう。」
「……テスト飛行は、成功したんですか。」
「……ヴァルカンのデータベースには残さないでくれよ?」

格納庫。
アーチャー:『決行は夜に決めた。』
タッカー:「インターミックス・コントロールを機関ステーション※32につなぎました。不安定になったら手動で調整できます。」
宇宙服を着ているアーチャー。「助かる。」
タッカー:「上手くいけば、反物質の流れを観測できます。」
「…気をつけよう。」※33
「きっと、手が足りませんよ。」
「地上で支えてくれ。でも君も、いつか行ける時がくるさ。私が船長になったら、君を一番に指名する。」
「忘れません。」
握手するアーチャー。「ありがとう、トリップ。」 乗り込んだ。
マイクを装着するタッカー。

コックピットのアーチャー。「補助 APU からは、何の応答もない。」
ロビンソン:「まだ組み込まれていないからさ。」
「……どうだ、トリップ。」
タッカー:『追跡センサーを無力化しましたが、そのデータをごまかすのに手間取ってます。』

回路を扱っているタッカー。
アーチャー:『あと何分。』
タッカー:「離陸して下さい。軌道離脱までには間に合わせます。」

アーチャー:「了解。」

ケースを閉めるタッカー。
音が響く。

ロビンソン:「今からでも中止して、602 で一杯やるか?」
アーチャー:「冗談じゃない。」
ヘルメットを閉める 2人。
ゆっくりとハンガーを出る船。

タッカーが見守る。

操作するアーチャー。
NX試作船はスピードを上げ、レールを滑走する。
ワープナセルが開き、起動された。
そのまま上空へ向かって伸びたレールから、飛び立つ。

コンソールを操作するタッカー。

アーチャー:「気づかれてないか。」
タッカー:『今のところ誰か入ってくる気配は、ありません。ですが 6分後には、ニュー・ベルリンが感知するはずです。』
ロビンソン:「何が起きたか気づかれた頃には、木星まですぐだ。」
軌道上に達する船。

パッドを読んでいるフォレストは、ドアチャイムに応えた。「入れ。…残業かね。」
管制官:「呼び出しがありました。ニュー・ベルリンで、NXベータ※34を感知したと…」
「何?!」
「内部センサー※35では、まだ格納庫です。」
「誰かチェックに行ってるのか!」
すぐに部屋を出る 2人。

計器を見るアーチャー。「ワープフィールド安定。」
ロビンソンはシートベルトを外しだした。
アーチャー:「どうしたんだ。」
ロビンソン:「…お前が操縦しろ。」
「…え?」
「俺はこの前やった。お前の番だ。」
席を入れ替わる 2人。
ロビンソン:「それに、訓練が生かせるぞ。…インターミックスについて、タッカーが正しいといいが。」
アーチャー:「直わかるさ。」
呼び出しが入った。『こちら、フォレスト准将。何をやってるんだ!』

管制室にアーチャーの声が流れる。『エンジンテストの最中です。』
フォレスト:「アーチャーか? …今すぐそこから引き返すんだ。君は刑務所行きだぞ! 命令を無視し…」

ロビンソンは通信を切った。

フォレスト:「…アーチャー!」
ヴァルカン人たちがやってきた。
フォレスト:「何てことだ。」

NXベータは、ワープに入った。
ロビンソン:「…ワープ2。」
警告音が鳴る。

タッカー:「おいでなすったぞ。インターミックスで波動を感知。」
ロビンソン:『確認!』

調整するロビンソン。
アーチャーが持つ操縦桿は、激しく乱れている。
船体も揺れる。

タッカー:「ワープフィールドが壊れていきます!」

乱れるフィールド。


※31: この個所は原語では、トゥポル「船長が (船を盗むことの) 参加を説得させられたとは思えません」 アーチャー「君はその頃の私を知らない。もうちょっとカタブツだった」。アーチャーなら自分から盗み出すと言いかねない、という意味です

※32: 「機関」と訳されていますが、コックピット内のコンソールのこと。後でロビンソンが操作しています

※33: 原語では、タッカー「私が一緒に行けば、反物質流をモニターできます」 アーチャー「自分で気をつけるよ」

※34: NX-Beta

※35: 吹き替えでは「追跡センサー」

NXベータ。
アーチャー:「ワープ2 ポイント 15。…インターミックスをロックダウンしろ。君の記録を破るまでは速度は落とさないぞ。…出たか。」
ロビンソン:「もうすぐだ!」

格納庫に宇宙艦隊士官が何人も入る。
その保安部員※36はタッカーに近づいた。「ご同行願います、大尉。」
抵抗するタッカー。「…NXベータ、聞こえますか!」 静かにさせる。

管制室にもアーチャーの声が聞こえた。『NXベータよりフォレスト准将。…センサーをチェック願います。ワープ2 ポイント 5 で安定を保っています。』

手を叩いて喜ぶタッカー。

フォレスト:「よくやったな。…だがすぐ戻ってこい!」

顔を見合わせるアーチャーとロビンソン。
コックピットからは恒星の軌跡が見える。

怒るフォレスト。「君たちは、私の直接命令を無視しただけじゃない! その行為は無謀で、無責任で、犯罪的とも言える。」
ロビンソン:「准将…」
「まだ終わっとらん! …調査が済むまで、君たちを停職処分とする。宇宙艦隊司令部の厳しい取り調べに、逃げ出したくなっても、そうはいかないぞ? …君たちは艦隊を代表する、最高の者であるべきだ。この計画を予定通りに進めるのは、ただでさえ厳しい状況だというのに、一体何のために…こんな無茶なことをしでかしたんだ。これまで集めた貴重なデータを無視して、死なずに済んだだけのことじゃないのか? 今までのテスト飛行は? ヴァルカン顧問評議会の忠告はどうなるんだ!」
「全て彼らの忠告に従っていたら、ディープスペースには進めません!」
ヴァルカン人:「ワープ計画自体を消滅させるとは申しあげていませんぞ。宇宙艦隊に慎重さを求めているのです。」
「タッカー大尉を呼んで下さい。…計画の機関士に聞けば、飛行可能だと言うはずです。私達が証明した。…出発できます、今すぐ!」
「それは、君が決めることではない。」
アーチャー:「ヴァルカンが決めることでもありません。…おっしゃる通りです、我々は無謀でした。重大な結果を招いた。艦隊を追い出されても仕方ない。」
フォレスト:「よくわかってるな?」
「私達はもう飛べなくてもいい。この計画を進めるためなら大した犠牲ではありません。…木星の周りを飛ぶためにエンジンを開発したんじゃない、ディープスペースでしょ? …父が生きていたら、こういって怒るでしょう。『何モタモタしてるんだ』って。」
微笑むロビンソンとフォレスト。

トゥポルは言った。「結局宇宙艦隊を追い出されなかった、船長の話に納得したからでしょうね?」
アーチャー:「よくわかってくれた。…艦隊の裁判はどうにか免れたが、3ヶ月の謹慎処分だ。」
「それでも、NX計画は進められた。」
「やっとね? ヴァルカンは一年以上かけて、ありとあらゆるシミュレーションを行って、やっと認めたんだ。エンジンが動くかもしれないって。…それから 8ヶ月、デュヴァルは NXデルタ※37で、ワープ3 を超えた! その 5年後エンタープライズを起工。後は知ってるな?」
センサーに反応がある。
トゥポル:「…分子密度が再び増加しました。」
アーチャー:「最後の 2発を無駄にしたくはないな。※38
残りの爆弾 2発を発射するシャトルポッド。
見守る 2人。
メトリオン分子は消えた。
アーチャー:「何か感知したか。」
トゥポル:「…そのようです。」
爆発点を中心として、色が広がっていく。
振り向くアーチャーとトゥポル。
辺り一面を、鮮やかな色が包み込んだ。
トゥポル:「見事ですね。…このデータは科学理事会の論争の元となるでしょう。」 後部席に戻る。
アーチャー:「トゥポル。……こっちに来て景色を見てみろ。」
「量子フィールドを、監視しなくては。」
「…センサーに任せとけ。」
前に戻るトゥポル。
息を飲むアーチャー。「私と A・G が頑張っていたのは、こういうものを見るためさ。」
トゥポル:「…ロビンソン大佐もエンタープライズを指揮したかったでしょうね。あなたのように。」
「みんなそうだった。…最後には…私と A・G だけが候補として残った。最終決定が出たのは出発の半年前。…私は運が良かった。」

ビールを受け取るアーチャー。「ありがとう。」
ルビー:「おめでとう、船長?」
ロビンソン:「…ジョナサン・アーチャーに。エンタープライズの、初代船長に。」 乾杯するロビンソンは、少し老けていた。階級は大佐だ。「…このラッキー野郎め!」
同じく階級章が 4つのアーチャー。「運は関係ないさ。」
ロビンソン:「能力で選ばれたか、ハ?」
「ハ。」
「人選を誤ったと准将※39が気づくのを待つよ。」
笑うアーチャー。
ロビンソン:「でも…計画が続いてよかった。…とにかく俺は、NX-02 を待つ。ミスはお前に任せる! 俺が行く頃は楽だなあ?」
アーチャー:「…NX-02 の初代船長に。」
またグラスを合わせるロビンソン。「…もう行くよ。6時発、アリススプリングス行きのシャトルに乗る。…ハードなサバイバル訓練だ。」
アーチャー:「うん。」
「おやすみ、ルビー。がんばれよ。」 アーチャーと握手し、602クラブを出ていくロビンソン。「ジョン。…また会おうぜ?」

呼びかけるトゥポル。「船長? …船に戻るなら、そろそろ出発した方が。」
アーチャー:「…そうだな?」

エンタープライズに帰還するシャトルポッド。

出迎えるタッカー。「おかえりなさい、どうでした。」
トゥポル:「爆弾は効果的でした。」
「感動しました?」
アーチャー:「君にも見せたかった。」
「今度は連れてって下さい。」 タッカーは降りていく。
トゥポル:「…新しいものを発見した時、人間には名前をつける習慣があるとか。船長に権利があります。」
アーチャー:「何がいいかな。…『トゥポル・アーチャー星雲』は?」
「『ロビンソン星雲※40』がぴったりではないかと思います。」 歩いていくトゥポル。
アーチャーは微笑んだ。

ワープに入るエンタープライズ。


※36: Security Officer
(John B. Moody) 声:平野俊隆

※37: NX-Delta

※38: 「さっきの 2発が無駄にならなくてよかった」と訳されています。過去のは全て無駄に終わっています

※39: 原語では「フォレスト」としか言っておらず、この時点 (2150年) で提督に昇進していないとは限りません

※40: Robinson Nebula

・感想
過去のアーチャーとライバル、それに初期のワープ航行テストについて明らかになります。キャラクター性とストーリーのバックグラウンド、どちらにとっても必須なエピソードですね。過去の話につながる設定も多く、ちょっとクライマックスが弱かったのを除くとよくできていると思います。
NXアルファ&ベータは、よく話題になるオープニングの「初期ワープ船」とも違うデザインでしたね。サトウは冒頭で一瞬。フロックスはセリフで触れられただけ。メイウェザー (前々話でも未登場) は何にもなし、でした。


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